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2006年6月29日 (木)

ドイツの強さは本物か(W杯リレーコラム)

文●秋本 薫


◆「ベルリンへ行くぞ!」
“Berlin! Berlin! Wir fahren nach Berlin!”


ドイツ杯の決勝が毎年ベルリンで行われることから、同トーナメントの試合で応援するときに叫ばれるフレーズである。今回のW杯でも決勝がベルリンで行われるため、ドイツ戦ではこの「ベルリンへ行くぞ!」という大合唱がスタジアム中に響き渡る。6万6,000人の観衆で埋め尽くされたミュンヘンのスタジアムに、この大合唱がこだまする中、ドイツはほぼ完璧な戦いぶりで、スウェーデンに完勝した。


意外なほどの強さでスウェーデンを圧倒できた要因の1つに、2トップ、クローゼとポドルスキーが好調さが挙げられる。この日の2得点のポドルスキーはもちろん、その2点を演出(アシスト)したクローゼも秀逸だった。マン・オブ・ザ・マッチがポドルスキーでなくクローゼであったことからも、彼の貢献が大きかったことが分かる。


ポルディ(ポドルスキーの愛称)は、この試合で大会3得点目を挙げ、4得点で得点王争いの首位を走るクローゼを追走している。この2人は、現時点で最も破壊力のある2トップと言って差し支えないだろう。気の早い『キッカー』紙には、歴代2トップとの比較が載せられていた。


記事には、ゲルト・ミュラーとウベ・ゼーラーという伝説の2トップは別格として、クローゼとポドルスキーの若き2トップは、1試合あたりの得点数でユルゲン・クリンスマンとルディ・フェラーのコンビを上回っていると記されていた。


「我々は今、誰も恐れる必要はない」


ドイツ代表主将ミヒャエル・バラックが試合後に残したコメントである。主将のコメントを誰も“強気”と思わないほど、スウェーデン戦におけるドイツの戦いぶりは完璧だった。
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