文●秋本 薫
◆「ベルリンへ行くぞ!」
“Berlin! Berlin! Wir fahren nach Berlin!”
ドイツ杯の決勝が毎年ベルリンで行われることから、同トーナメントの試合で応援するときに叫ばれるフレーズである。今回のW杯でも決勝がベルリンで行われるため、ドイツ戦ではこの「ベルリンへ行くぞ!」という大合唱がスタジアム中に響き渡る。6万6,000人の観衆で埋め尽くされたミュンヘンのスタジアムに、この大合唱がこだまする中、ドイツはほぼ完璧な戦いぶりで、スウェーデンに完勝した。
意外なほどの強さでスウェーデンを圧倒できた要因の1つに、2トップ、クローゼとポドルスキーが好調さが挙げられる。この日の2得点のポドルスキーはもちろん、その2点を演出(アシスト)したクローゼも秀逸だった。マン・オブ・ザ・マッチがポドルスキーでなくクローゼであったことからも、彼の貢献が大きかったことが分かる。
ポルディ(ポドルスキーの愛称)は、この試合で大会3得点目を挙げ、4得点で得点王争いの首位を走るクローゼを追走している。この2人は、現時点で最も破壊力のある2トップと言って差し支えないだろう。気の早い『キッカー』紙には、歴代2トップとの比較が載せられていた。
記事には、ゲルト・ミュラーとウベ・ゼーラーという伝説の2トップは別格として、クローゼとポドルスキーの若き2トップは、1試合あたりの得点数でユルゲン・クリンスマンとルディ・フェラーのコンビを上回っていると記されていた。
「我々は今、誰も恐れる必要はない」
ドイツ代表主将ミヒャエル・バラックが試合後に残したコメントである。主将のコメントを誰も“強気”と思わないほど、スウェーデン戦におけるドイツの戦いぶりは完璧だった。
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文●島田佳代子
◆ウォルコット論争、再燃
エクアドル戦では、キャラガーをスタメンから外し、ハーグリーブスとキャリックをスタメン起用し4-5-1で臨みました。相手がエクアドルだったから良かったモノの、それでも危ない場面はあったし、ルーニーは前線で孤立することも多く、ルーニーの1トップではキツいことは明らかでした。
オーウェンはケガのため、すでにイギリスに戻っています。となれば、ルーニーのパートナーはクラウチしかいません……。ここでまた国民は「本当にウォルコットを信じているのなら、なぜスウェーデン戦で使わなかったのか!」とエリクソン監督への不信感を募らせています。
パラグアイとトリニダード・トバゴ戦の2試合で決勝トーナメント進出を決めていたイングランドにとって、スウェーデン戦は、練習試合のようなモノ。今後のフォーメーションの確認や調整をする、大事な試合だったのです。私も、あの試合はスタジアムで観戦していましたが、ウォルコットを試すと確信していたので裏切られた思いです。
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文●山崎浩一
ワールドカップもいよいよこれからが佳境だというのに、日本国内ではすっかり「過去のこと」にされてしまっている。いや、「なかったこと」にされているフシさえある。「オシムのことを話してるのにジーコの話なんかするな!」と怒鳴られそうな空気まである。
まあ、せめて「過去のこと」として語られるのは良いとしても、メディアに溢れかえる言説はといえば、どれもなんだかサッカーの話のようには聞こえない。「自分がいかに先見の明があったか」だの「今の日本人および日本社会がいかにダメか」だの「日本人がいかに歴史から学べない民族か」だのを高所から吹聴したいがために、ジーコジャパンとワールドカップをダシにしているとしか思えないのだ。戦争やファシズムにまで言及するに至っては、もはや正気の沙汰とは思えない。まるで戦う前から100%負ける運命が決まっていたような、なにもかもが始めから100%間違っていたような言い草……。
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文●横尾愛
◆予測していた相手、スペインとの因果関係
ようやく突破を決めてほっとしたのもつかの間、決勝トーナメント初戦の相手はスペイン。『レキップ』紙が伝えた会見の様子によると、ドメネク監督は「スペインと当たるのは予想していたが、このような形とは思っていなかった」と述べている。
だが完全に想定外、というわけではなく、単に「我々がグループ1位で抜けて、スペインは2位で来るだろうと思ったからね」ということである。つまり、どちらにしてもスペインとは当たるだろうと予想していたのだが、試合会場だけがハノーファーに変わった、というワケだ。
1922年から数えて28回目となる、フランスとスペインの対決。対戦成績はスペインの11勝6分10敗で、フランスは一歩遅れを取っている状況だ。アラゴネス監督は「スペインでは、シーズン中に70試合も80試合もプレーすることはできなかったジダンだが、たった1試合なら、大変危険な選手になるかもしれない」と、早くも舌戦の構えである。
そして、アンリ本人は「もう過去のことだ」と言っているモノの、フランス vs スペインとなると避けて通れないのが、いわゆる“アラゴネス・スキャンダル”。2004年の秋、アラゴネス監督がアンリに対して人種差別的な発言をした事件である。「あの事件で『黙ってるだけじゃダメだ、行動を起こさないと』と思った」と語るアンリは、それ以来、自らが先頭に立って人種差別反対のキャンペーンを行っている。
アンリの言う通り、これはアラゴネス監督の謝罪で、すでに終わった事件。わざわざ煽るべきことではないし、フットボールは互いの個人的感情でプレーするものではない。ただ、知っておくべきこと、忘れてはならないことは、いつでもあるのだ。
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文●Gaetano De Stefano
崖っぷちに立たされた状況から一変、勝利の女神はアズーリの下に舞い降りた。マルチェロ・リッピ監督の汗ばみ、ひどく興奮した姿が物語るように、95分間の戦いは厳しいものであった。
トッティのPKによって決されたオーストラリア戦。リッピ監督の言葉は、最後の瞬間を物語っている。
「私は、トッティがクッキアイオ(訳者注:トッティのお家芸であるチップキックシュート)をするのではないかと思ったよ。我々は『するな、するな』と祈っていたんだがね」
リッピ監督の思いとは逆に、トッティはクッキアイオではなく、強力なシュートを選択した。
◆トッティの思い
フランチェスコ・トッティは、次のように語る。
「クッキアイオ? PKを蹴る前に一瞬、脳裏をよぎったね」
リッピ監督は、トッティを先発させなかった。
「監督は、先発メンバーを選んだ理由について説明してくれたんだ。そして、彼はその通り、選手を選んだ。僕はここに、自分の復調を言いたくて来ているんだ。みんな、僕を中途半端な選手と呼んていたけど、今、ここで話せて本当に嬉しいね」
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●フローラン・ダバディ
※この原稿は「オシム失言」の前に頂きました
◆あとはスタイルの違いだけ
ジーコさんは以前から、W杯が終わったら日本代表の監督を辞任することを明確にしていましたが、みなさんが気にする後任候補については報道されていませんね。まずは川淵さんとジーコさんがやろうとしたこの4年間のサイクルをしっかりと締めくくってからリサーチの結果を発表すればいいと思うので、べつに急ぐ必要はありません。
むしろ、今のメディアは、その情報を良い方へ向けて使うか疑問ですし、たぶん自分たちにオイシイように扱ってしまうと思うので、漏れなくていいと思います。R・マドリーのように、すぐに情報が漏れちゃって、いろんな人が討論しだしてぜんぜん進まなくなる例もありますしね。
もちろん裏では探さないといけないですし、GM的な人を探したり、構造改革を1、2年前から進めているべきです。実際に進んでいるかどうか私には分かりませんが、たぶん技術委員会という組織がちゃんと進めていると思います。
私は、それほど監督がピッチの中で大きな影響を与えるとは思っていません。海外に行っている選手たちは、どういうサッカーをすればいいのか十分に分かってますし、日本のサッカー選手はすごく強くなっています。
ですから、あとはスタイルの違いだけです。攻撃的なジーコさんのような人なのか、組織的なトルシエさんのような人なのか、守備的なトラパットーニさん、あるいは、すごいギャンブルをするヒディンクさん、すごく攻撃的なサッカーをしながら組織のこともうるさいベンゲルさんなのか……。誰でもいいと思いますし、「日本のファンが一番見たいサッカーをするのはこの人だ」ってプレッシャーをかけて選べばいいと思います。ですが、問題はそこではありません。
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文●東本貢司
「オーウェン、悲運の故障離脱」にむしろ意気に燃えて一気に弾けるかと思いきや、粘っこいエクアドルのプレスディフェンスにてこずって、後顧に憂いを残す辛勝……心配していた通りのジェラード、ランパードの“重さ”が足枷となったような「決めきれない」もどかしさ。ルーニーの試合勘もさすがに全開(全快)までもう一つ。やっとベッカムの伝家の宝刀に救われたという印象では、「40年ぶりの悲願の栄冠」もぼやけて見えてき始めたスリー・ライオンズだが、それでもどうやらまだ運には見放されていないようだ。
続きはケータイで
文●椿原 龍
◆「主役は他にいた」
24日の決勝トーナメント1回戦(vs メキシコ)、1-1で迎えた98分、マキシ(・ロドリゲス)がゴラッソなボレーシュートをメキシコ・ゴールに突き刺した時、実況の方が叫んだ言葉だ。リケルメやメッシ、テベスらに意識が集中し、後半途中から消えている時間が多かったマキシが、まさかの一発で仕事を成し遂げたので、思わず出た言葉なのだろう。
◆影の主役は?
メキシコ側もそうした見方をするかもしれない。マン・オブ・ザ・マッチにも、やはりマキシが選ばれている。だが、私がこの日の主役を選ぶのなら、迷わずDFアジャラを選ぶ。
続きはケータイで
文●Gaetano De Stefano
◆ズル賢いヒディンク
しかし、どのようにしてフース・ヒディングようタイプの人間が、幾重にも重ねて好感の持てない行為をするのだろうか?
彼は型にはまらないオランダ人だ。“オレンジ”たちの大多数のように折衷主義であるが、厚かましいナポリ人の要素も備えている。大変な運命論者だが、我慢できないほどズル賢い。このオーストラリアの監督は、FIFAの厳しい規則を都合良く解釈して、26日のイタリア戦を考慮し、記者会見を25日の9時にまで早めたのだ。
腹黒いヒディングはとにかく、いつにもなく高慢だ。彼は2002年W杯で我らイタリアを倒した韓国の監督であった。彼は、この状況の類似性を語らなかったが、結局、挑発としかとれない返答をしてきた。
「あのゲームと今回のゲームを比較できるか、知りたいかい? ああ、何も変わっちゃいないよ。今回も、あの時と同じようにイタリアは明らかに優勝候補」
(中略)
◆リッピ、記者団と衝突
「新たな情報を彼に求めてはならない。世紀の大ニュースを追いかけて彼のまわりをうろつくな。なんでも質問していい。ただし、イタリア代表のプライバシーには触れるな」
“アキレス”デル・ピエロの記者会見の後、イタリア代表監督リッピの会見が行われた。オーストラリア戦まで24時間を切った今、忍耐が限界に達している。リッピ監督は、ホメロスの“ペーリアス”の怒りそのモノだ。ある記者の「どのように“イタリア代表のプレーの哲学”は変わったのか」という質問を遮った。この質問に対して、リッピ監督は自制心を失い、土手を決壊させすべてをなぎ倒す川のように怒りをあふれ返させた。
「フォーメーションは君たちに教えない」
リッピ監督はキッパリ言った。
「個人的な質問ではないが、敵に情報を渡したくないのでね。監督の90%が、この方針をとっている。オーストラリアについて何か知っているかね? ヒディンクは練習さえも隠しているじゃないか」
続きはケータイで
文●横道 直
◆新聞に日本の写真は不要?
豪州戦25%、クロアチア戦10%、ブラジル戦35%―。視聴率ではない。ドイツの新聞『ビルド』が日本の試合結果に割いた紙面の割合だ。紙の大きさは日本の朝刊とほぼ同じ。W杯の試合結果は毎日、2つの面が使って報道されている。
ブンデスリーガでの高原に対する採点などで、『ビルド』は日本でもしばしば引用される。オネエちゃんの裸が堂々と紙面を飾り、ドイツ代表選手の女性関係など自由奔放に報道している。「大衆紙」と表現される理由がよく分かった。
スコアレスドローに終わったクロアチア戦が、いかにドイツ人、さらには世界の関心を引かなかったか。写真は1枚のみで、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた中田英がヘッドで競り合うシーン。日本人とすれば「神セーブ」の川口をもっとフィーチャーして欲しかったが、注目されていないシビアさが余計に際立つ。
ちなみに、ほか2試合で写真に写りこめた日本人選手は、豪州戦では相手GKと交錯した際の柳沢、ブラジル戦はロナウドにヘディングを決められた際の川口のみ。中村の笑顔も、玉田の晴れ姿もそこにはなかった。
◆期待度の高さゆえの凡戦
チュニジア vs サウジ、アンゴラ vs イランといったカードは、どうしても地味に映る。日本 vs 豪州だって欧州人から見れば同類だろう。そんな試合の1つ、パラグアイ vs トリニダード・トバゴを見て驚かされた。
続きはケータイで
文●Gaetano de stefano
「数時間、息子と一緒に過ごしてエネルギーを補充するよ」
監督から“お許し”が出たオフの間、イタリア代表フランチェスコ・トッティと、その妻イラリー・ブラーシ、息子のクリスチャンは、デュッセルドルフの動物園に行った。ローマのキャプテンというキャラクターに完璧にはまっている1枚のアットホームな絵葉書。6月7日にデュイスブルグでのトレーニングを開始してから、初めて家族と触れ合った。
◆根本的なエネルギー
ガーナ戦前日の「俺の調子は70%くらいだよ」発言から、トッティが周囲から期待された本調子に達することはなかった。この一流選手の異常事態は、彼のHP上に出された発言によってハッキリと分かる。
「ああ、そうとも。もし、チェコに負けていたなら、それがイタリア代表チームでの、俺の最後のゲームだったろう」
度重なるゲームやトレーニング、過度のストレスのせいだろうか? だが、チェコが敗れたため、トッティのワールドカップは“最後のゲーム”とは違う筋書きを進むことになる。
イタリア代表監督マルチェッロ・リッピは、トッティの起用を一時、保留にしていた。2度、考えを見合わせ、ガーナ、アメリカ、チェコ戦で170分間、トッティを起用した。3度の未知なる存在との戦い。残念ながら、トッティが輝くことはなかった。
ネドベドのいるチェコに対し、リッピ監督は彼の起用を断念しないために、1つの役割を課した。トップ下とセカンド・アタッカーの中間というポジションだ。彼はやっとのことで、それを自分のモノにした。数的に優位だったこともあるだろうが、後半は、より有効に機能した。
リッピは、トッティに広いスペースを担当させ、ロングシュートを撃たせた。トッティはトライした。しかし、その印象は明確。爆発力ある一撃には、まだ遠い……。
◆2度あったチャンス
たまたまではなく、お家芸のチップキックシュート「クッキアイオ(訳者注:イタリア語でスプーンという意味)」で、チェコを驚かそうとした。カウンター攻撃では、華麗な足さばきを好んだ。これは彼の広いレパートリーにある、もう1つの強力な武器だ。
続きはケータイで
文●みなと辰巳
スフィアリーグ選抜チームが、6月19日(日)に品川スポーツヒルズ・銀座deフットサル・大崎スタジアムで行われた一般女子フットサル大会「第3回 すかいらーくグループ チャレンジCUP」にて初優勝。スフィアリーグ所属選手のレベルの高さを示した。
◆「すかいらーくグループ チャレンジCUP」とは?
「すかいらーくグループ チャレンジCUP」は、中学生以上の女性を対象とした、一般人のフットサル大会。スフィアリーグから選抜された芸能人選手たちのチームと対戦できるのがウリで、今回で第3回となる。スフィアリーグファンからの注目も徐々に高まり、今回は会場に150人ほどのサポーターが詰めかけていた(観覧は無料)。
選抜チームというだけあって、メンバーは是永美記(ガッタス)、小島くるみ(カレッツァ)、山口百恵(ASAI REDROSE)、松原渓(YJシューターズ)、庄子知美(チャクチャクJ.B.)、佐々木蓮(FANTASISTA)など、過去の連載でも取り上げた、各チームのキャプテン・エース・ポイントゲッターが勢ぞろい。W杯の日本代表メンバーのように、実力に定評のある選手が揃った、スフィアリーグのドリームチームだ。
◆横の繋がりを生む選抜チーム
大会は、16チームで4グループに分かれて、予選リーグを戦い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに出場する方式。予選を2-0、8-0、5-0と圧勝した選抜チームは、準決勝ではロスタイムにキャプテン・小島くるみのシュートで1-1の同点に追いつき、PK戦で勝利。決勝戦は残り2分、相手のレッドカードで得たPKを同じく小島が決め、見事に優勝を果たした。
今回は飛び抜けて強いチームが出場していなかったこともあるが、第1回は準優勝、第2回は準決勝で敗退していただけに、彼女たちにとっては嬉しい勝利になっただろう。
また、試合内容も、パス回しは速くて繋がりが良く、点が取れるシュートを撃てる選手が多く、隙の少ない守備とポジション取りのできた、すばらしいものだった。選抜メンバーも、所属チームではまだ技術の差が大きく、思うように形が作れないことも多いだけに、高いレベルでプレイができる喜びを純粋に感じているようだった。
また、チームスポーツには、メンバー間に絆が生まれるという長所があるが、選抜チームのメンバー間にも、しっかりと絆は生まれているようだ。各チーム内の縦の繋がりだけでなく、チーム同士の横の繋がりが、馴れ合いではなくいい刺激となっていけば、スフィアリーグはますます面白い大会になっていくだろう。
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文●長谷部F.慶太
◆日本とブラジル、歴史に残るW杯初対戦
本当に、さまざまな思いの詰まった、万感のゲームだった。ピッチで両チームが並んだときから、セレソン・サポーターにとって小さな発見の連続だった。ブラジル国歌を唱うジーコ監督、君が代を唱う三都主、談笑する中田英とロナウド、日本ベンチには往年の名選手エドゥやカンタレーリ。まさに、ブラジルサッカーと日本サッカーの歴史が交錯した瞬間だった。
とはいえ、いざ試合となると、それぞれのチームの置かれた立場は違っていた。ブラジルはすでに予選リーグ突破を決めており、レギュラーを一部外してきた。一方、日本は2点差以上で勝たないと敗退してしまうという、背水の陣。
試合前半、日本はブラジルの支配力を逆手にとって、カウンター攻撃で果敢に攻めた。そして、セレソンの守備陣がチームのW杯連続無失点記録(458分)を更新した直後の前半34分、玉田のシュートがセレソンのネットに炸裂。今大会はじめての失点、そしてビハインドに立たされたセレソンは余裕の構えを捨てる。これまで影を潜めていた華麗なパスワークを披露し、怒濤の攻撃で4点を叩き出し逆転した。
◆日本のスキを狙っていたセレソン
例え、決死の覚悟の日本が相手でも、ブラジルは負けるワケにいかなかった。引き分けすら許されない。セレソンは最初の2試合に勝利するも、釈然としないプレー内容に国内の世論から「スタメンを変えろ」という声があがる。それに応じるように、パレイラ監督は日本戦でメンバーを変えてきた。
続きはケータイで
文●Gaetano de Stefano
ジジ(・ブッフォン)がセーブをしたほとんどの場面で、アレーナ・セレドーバ(ブッフォンの彼女)は、観客席で立ち上がり、両手を挙げて声援を贈っていた。カンナバーロとブッフォンで形成される最後の防波堤は、いまだに1点しか献上していない。それもザッカルドのオウンゴール。
23日、チェコ戦に出場しなかった選手だけが、ドゥイスブルグ・スポーツセンターで練習を行った。ただし、フィリッポ・インザーギを除いて(あり余るほどのアドレナリン)。ブッフォンは試合後、悲観に暮れていたパベル・ネドベドのために言葉を贈っている。
「パベルは、局面を打開するために、すべての事をやっていた」
おそらく、彼はあれほどの仕事量をこなすと思っていなかったに違いない。
「そうだねえ、30分間は苦しい時間だったね。だけど、この時間帯でチェコは疲れてしまったんだよ。戦術的に彼らは、意表をついて激しく来たけど、僕たちは彼らの勢いを抑えて、良い試合運びができたね」
続きはケータイで
文●宇都宮徹壱
さて問題です。以下の文章で明らかに間違っている部分はどこでしょう?
「日本が予選リーグを突破するには、ブラジルに2点差以上で勝利し、かつクロアチアがオーストラリアに1-0で勝つか引き分けなければならない」
正解はもちろん「予選リーグ」。この場合「グループリーグ」もしくは「1次リーグ」と標記すべきである。ちなみにFIFAの標記は「ファースト・ラウンド」。いずれにせよ「予選」というのは、すでに去年終わっているわけで、その意味でも明らかな間違いだ。
続きはケータイで
文●守本和宏
◆スペイン代表の甘さ
スペインの選手は精神的に甘い部分がある。19日にグループリーグ第2戦、チュニジアと対戦したスペイン代表。第1戦目で快勝を飾った選手たちは、多少の慢心があったはずだ。その中で前半7分、DFラインの左サイド後ろのスペースに出たボールを相手FWジャジリに奪われ、中央に折り返したボールをムナリに蹴り込まれて先制を許すこととなった。
それ以降も試合を支配するスペインだったが、決定力を欠き、屈強なDFジャイディを中心としたチュニジアDFの頑張りもあって、ゴールを奪えない時間帯が続く。こういった時に、前線でキャプテンシーを発揮する選手がいればいいのだが、強烈な個性を持った選手の多い代表チームは、一丸となってゴールを目指すチームワークに欠ける。
続きはケータイで
文●Gianluca Gasparini
多くのレギュラーを欠く仮面のブラジルであったが、ブラジルはスペクタクルを見せた。南米人たちは、先制されながらも追いつき、逆転して日本を4-1で破った。ベスト16で、ブラジルは休養日の面では比較的に多くとれるガーナ戦を迎える。日本は、勇ましかった。特に偉大なる川口はゴールポストの間で、チームを鼓舞し続けたが、彼のW杯は失望に終わってしまった。
ブラジルは、レギュラー選手5人(アドリアーノ、エメルソン、カフー、ロベルト・カルロス、ゼ・ロベルト)がベンチスタート。彼らの代わりに先発メンバーには、シシーニョ、ジウベルト、ジウベルト・シルバ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、ロビーニョが名を連ねる。日本の目新しさは、稲本が中盤に、巻と玉田がFWに入ったこと。ブラジルは、ロビーニョが良く動き、ロナウドがドリブルで危険なシーンを演出して、とても活発な動きを見せる。一方、ジーコの選手達は整った動きで、彼らの攻撃を防ごうと必死。
続きはケータイで
文●秋本 薫
◆ドイツは順風満帆か
20日に行われた予選最後の試合、ドイツがエクアドルを3-0と一蹴し、A組1位での決勝トーナメント進出を決めた。エクアドルが主力2人を温存したのとは対照的に、ドイツはベストメンバーでガチンコ勝負を挑んできた。
イエローカードを1枚もらっているバラックの出場に関しては、ドイツ中に議論と推測の渦に巻き込み、ラジオで電話アンケートが行われた。結局、バラックはフル出場したが、1対1の場面では終始、慎重なプレーを見せ、相手をネジ伏せるような圧倒的な身体能力を見せつけることはなかった。
それにしても、いくら主力を温存した調整試合として臨んだとしても、エクアドルの戦いぶりは目を覆うばかりだった。パスミス、トラップミス、イージーな判断ミスのオンパレードである。各国代表チームが合宿期間中に行う、地元クラブとの練習試合といった様相を呈していた。
続きはケータイで
文●Gaetano De Stefano
新聞一面タイトルは、マルチェロ・リッピ監督の言葉をそのまま用いた。
「ガーナ戦前日と同じ感覚がある」
本人が感覚を思い出しているので、元気づけられる。
「アメリカ戦前日は、過度の熱狂を感じて、当惑があった」
一方、チェコ戦が行われるハンブルグでは、疑念はない。
「ガーナ戦と同じスピリット、同じ警戒心、勝利への意欲を持ったイタリアになるだろう」
希望は、ガーナ戦で披露した試合をチェコ戦で繰り広げることだ。
「以前に私が予知したようにこれは、イエスか、ノーかをかけた試合。友人には『船のエンジンを吹かしておいてくれ』と言っておいたよ。上手くいかなかったら、夜に船で発つためにね……」
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文●島田佳代子
◆まさかの引き分け
日本の2戦目(vs クロアチア)もスタジアムで観戦してきました。朝8時にはニュルンベルグの駅にいたのですが、既にクロアチアと日本のサポーターの姿があり、大声で歌うなどご機嫌でした。そこで驚いたのは、チケットを持たずに現地入りした日本人がとても多いこと。「I NEED TICKET」と書かれた紙を手に、ウロウロしている日本人と、その人に寄って行き交渉を始める外国人を多く見かけました。
続きはケータイで
文●Gaetano De Stefano
20日、カーザ・イタリアでは、ファビオ・カンナバーロとジェンナロ・ガットゥーゾの記者会見が行われた。キャプテンは、代表チームの精神を表すかのように、ガットゥーゾよりも冷静沈着に記者会見に応じた。
本物の指揮官の姿は、チェコ戦48時間前のイタリア代表の集中して、整ったイメージを与えていた。記者会見の冒頭は、彼らの傑出した心の糧を表していた。
「僕たちは、やれる。本来のイタリアの姿に戻れば」
同時に、監督とその哲学の分析に入った。
「順位表を見れば、わずかに有利であるけど、僕たちはそんな風に思っていない。この2年間、このチームは自分たちのプレーを出そうとする意欲をプレーで実証して来た。これまで、ほとんど実行できてきたと思う。おそらく、アメリカ戦を除いては……。だが、僕たちのプレースタイルである攻撃的な姿勢をチェコ戦では見せたいと思う」
誰かが“ナポレターノ”(訳者注:ナポリ人という意味。ズルがしこい奴という意味が含意)ネドベドを恐れているかという質問をした。ファビオ(・カンナバーロ)は怒ったフリをした。
「何を言いたいんだ? パベル(・ネドベド)はズル賢い奴なんかじゃないよ。ザンブロッタも、昨日言っただろう。今夜、彼に1本の電話をするぐらい、僕たちは穏やかな関係なんだよ」
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文●西部謙司
まだ、すべてのチームの2試合目を見たわけではないが、ここまでの印象でチームを分けると次のようになる。
●完成されたチーム=チェコ、オランダ、イタリア、ポルトガル
●まだ完成されていないチーム=イングランド、フランス、スペイン
●完成されているうえに伸びしろを残しているチーム=アルゼンチン
およそ、これにブラジルとドイツを加えた中から優勝国が出るのではないかと思っている。ブラジルは「完成されたチーム」に入るのだが、クロアチアとの緒戦をみるかぎりではコンディションがまだ上がっていなかった。エンジンがかかれば、当然優勝候補である。
続きはケータイで
文●横尾愛
◆批判を黙らせろ!
「ひらめきなし」(『リベラシオン』紙)、「リズムなし、イマジネーションなし、ほとんどシュートチャンスなし」(『ル・フィガロ』紙)、そして「ベンチに頼みの綱もなし」(『レキップ』紙)。
初戦で良く知る相手、スイスと0-0で引き分けたフランス代表に、メディアは容赦ない批判を展開した。とはいえ、フランスのメディアが厳しいのは今に始まったことではない。『レキップ』紙によると、相変わらずの「ゴール欠乏症」について、そして「ビッグネームであるフランスが勝てない原因」について聞かれたアンリは、こう反論している。
「スイスだって素晴らしいチームだけど、点は取れなかった。ウルグアイはW杯で2度優勝してるけど、予選突破できなかっただろ。こんな話はやめようよ。本当にフランス的だな。取ってもらえなかったPKの話をする代わりに、こんな質問をするなんて……」
続きはケータイで
文●Gaetano De Stefano
ジャンルカ・ザンブロッタは語る。おそらく多少誇張しているとは思われるが、おおよそ、そんなところである。
ドゥイスブルグのメイデリッヒ・スポーツ・センターで、ユベントスの選手であるザンブロッタは、すべてを語った。代表について、チェコについて、そしてユベントスについても。アンドレア・ピルロ同様、少し距離をおいて、おそらくイタリア代表のライトモチーフとなってしまった考えを述べた。つまり、アメリカ戦であらわになった能力についてだ。
「人生においてと同じように、サッカーにおいてもバランスが必要だ。ガーナ戦の後、僕たちは怪物のようにすごかったけれど、アメリカ戦の後は痩せ馬のようにダメになった。たとえ予選グループのトップにいても、まるでW杯の蚊帳の外にいるようだったよ」
ザンブロッタは思慮深く語った。そして少し考えて、苛立たしげにこう付け加えた。
「バランスに欠けると僕は嫌気が差すんだ」
誤解を避けるためにさらに続けた。
「ガーナ戦に勝った後の賛辞や前向きな評価はおそらく過剰だっただろう。2試合が終わったところで、僕たちは決勝進出は確実と見なされている。しかし、今や僕たちもイタリアではそう思われているということを知っている」
続きはケータイで
文●Gaetano De Stefano
2000年、ブラチスラバでのU-21欧州選手権でイタリアを優勝へ導いたピルロ。決勝戦で2ゴールを決めた相手はチェコだっただけに、チェコにとっては因縁の深い選手だ。アンドレア・ピルロも優勝当時の事は良く覚えている。そして2ゴールの事も写真のように鮮明に記憶している。
ガーナ戦でのゴールの後、彼のゴールへの期待が高まるのは仕方のない話だが、それは本来、他の選手に課せられる仕事だ。しかし、どうしても上手く物事が運ばない時に、問題をズバッと解決する、彼のような人間は出てくるモノだ。代表の中で一番体調の良いピルロは、いつも非常に小さな声で応対する。
「目標は、いつでも同じだよ。変わることはない」
イタリア代表に対する評価が、激しく上下する点に意見を言う時だけ、彼の声は大きくなった。
「調子の良い時のイタリアと、悪い時のイタリアがある。記者の皆さんが調子の良い時のイタリアを見たなら、イタリアが優勝できる力があることは理解してもらえるはずだ。ここから、すべてやり直しだ。イタリアの本当の姿はガーナ戦のイタリア。でも、もっと調子を上げていく可能性だってあるよ」
続きはケータイで
●フローラン・ダバディ
◆すごく評価してるけど……
この4年間のジーコさんを5段階で評価すると“3”かな。
良かった点は、最初から自分なりのサッカー哲学を持っていたことです。
ジーコさんは、それこそトルシエさんに近い考え方ですが、日本サッカーには守備の文化がなく、システマティックに守るようなサッカーや、ボールを持ってないときには引き、カウンターを仕掛けるようなサッカーはできないと分析しました。
そんな中でトルシエさんは、プレッシングやオフサイドトラップ、ゾーンを削除するといった方法を使い、組織でカバーしようとしました。
逆に、ジーコさんはボールの支配率を上げるような攻撃サッカーで、日本のハンディキャップをカバーしようと考えました。
好き嫌いは別として、どちらが正しいとは言えませんし、どちらが勝てるサッカーなのかはわかりません。
ボールを持って攻撃的に、自らの技術でサッカーをするスタイルは、相手がすごく守備のいいチームだとなかなかうまくいきませんし、その日の調子次第です。負けているときはメディアが「ダメじゃん」と言いますが、どっちもどっちだと思います。
確かなのは、ジーコさんは最初から言うことが変わらなかったし、代表に呼ぶ選手のタイプも変わらなかったこと。すごく芯が通っていました。
ジーコさんはトルシエさんと違ってインタビューが好きではありませんし、すごく淡々と記者会見をこなすのでわかりにくいのですが、私はすごく評価していますし、サッカー面だけで評価したら、5段階評価で“5”だとさえ思っています。あまりいい広報手段を持っていないのは残念ですね。
ではなぜ“3”にしたのかというと、それには理由があります。
続きはケータイで
文●椿原 龍
◆最後のマラドーナ2世
「マラドーナ2世」こと、リオネル・メッシ(18)がW杯デビューを果たした。16日のセルビア・モンテネグロ戦で75分に途中出場すると、わずか3分後にチーム4点目となるクレスポのゴールを左足でアシスト。さらに、88分テベスのパスに走りこみ、右足で6点目を冷静に流し込み、チームの圧勝に貢献した。わずか15分間で主役となる強烈なデビューとなった。
「僕はメッシであって、マラドーナではない」
本人も語っているが、実は私も“2世”とか“再来”という表現は、あまり好きではない。選手を必要以上に過大評価したくないのと、それによって選手が重圧に潰されてしまうのを心配しているためだ。これまでにも多くの若者が「マラドーナ2世」と呼ばれたが、誰一人としてその領域に達した人間はいない。
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文●Riccardo Pratesi
クロアチアは、このW杯に“貸し”がある。初戦ブラジルで、失態をさらしての敗北。クロアチアは、ゴールゾーンでの精度を欠いている(いまだにゴールを挙げていない)。そして、18日の日本戦で、またもや無得点。だが、今回は不運であった。シュートは、ゴールバーを叩き、PKを失敗した。
18日夜のブラジル vs オーストラリア。セレソンがグループリーグ突破に名乗りを上げれば、この試合は、ブラジルとともに決勝トーナメントに進出する候補者となるために、大きな試合となる。注意すべきは、イタリアがグループリーグを突破すれば、このグループFのチームと対戦をするという事だ。
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●岩本輝雄
◆4バックは成功
勝てる試合だった。内容がよかったからね。両チームともに決定的なチャンスを多く作っいて、見ていて楽しい試合だったね。今日の日本の攻撃は機能していたよ。
最初にポイントになったのは川口がPKを止めたシーン。あのPKが入っていたら一方的にやられてしまったかも知れない。
日本の最大のチャンスだったプレーは、加地のクロスから柳沢が合わせたシーンだね。ストライカーなら決めてほしかったけど、あれは結構難しいプレー。パスが速かったし、柳沢も必死にポジションに入ろうとしていたからね。でも代表選手なら決めなきゃいけないよね。
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文●横道 直
◆怒って黙って笑ったオージー
後半8分、オーストラリアのヒディンク監督は手始めに攻撃的な選手であるケイヒルを投入した。「試合はこれから」とばかりに流れをつかもうと躍起な采配だ。ここでふと、声援が足らないことに気付いた。この時点でオーストラリアサポーターは沈黙していた。
彼らは試合開始から血気盛んな声援を送っていた。前半26分、中村のゴールが認められた際には罵声の限りを尽くした。日本選手へのブーイングというよりもは、審判をなじる言葉が多かったのが、せめてもの救いだったが……。
後半立ち上がりもペースは日本。きっとオージーたちはラグビーさながら「小さなジャパニーズを圧倒できる」と予想していたのだろう。試合を静かに見守っていた。こんな塩梅だ。オーストラリアの同点ゴールは選手たちの負けん気が生み出したといえる。この時点でスタンドからの後押しはなかったのだから……。
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文●後藤勝
いまオランダのエンスヘーデに来ています。
6月14日は平山相太が所属するヘラクレスの本拠地アルメロへ行ってきました。エンスヘーデから各駅停車で4つめかな? ちなみにトゥエンテのホームスタジアムは各駅停車でひとつめの駅を下りた真ん前にあり、さながら鳥栖スタかユアスタ。対してヘラクレスのホームはこじんまりとしたメインストリートをしばらく歩いたところにあり、日立台かフクアリか武蔵野かといった感じの立地条件でした。
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文●菊地芳樹
ウズベキスタンで開催されたフットサルのアジア選手権(AFCフットサル選手権)は、日本が見事に初優勝を遂げた。
準決勝では日本の最大のライバルである、イランを5-1で下した。イランは、これまで毎年行われてきた7回のAFCフットサル選手権すべてで優勝していた、アジアトップの強豪で、日本は2002年大会から4大会連続次点で準優勝だった。昨年行われた大会の2次リーグで、日本はイランに初勝利を収めたのだが(イランはAFCフットサル選手権での初敗戦だった)、再び対戦した決勝では敗れていた。
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文●Gaetano De Stefano
「今夜は、我々の試合ではなかった」
イタリア代表監督マルチェロ・リッピは、謝罪の言葉を探そうとしなかったが、1-1の引き分けに終わったアメリカ戦に失望している。次の言葉に抑えきれない気持ちが現れている。
「我々のW杯は今日から始まる」
「我々は、大きな意欲と高いテンションを持ってこの試合に臨んだ。だが、残念ながら初戦とは全く違うアプローチをして、そのツケを払うカタチで、恐ろしくイライラする試合をしてしまった」
リッピ監督は、レッドカードで一発退場になったデ・ロッシを鼓舞した。
「彼が過ちを犯して、我々は結果でそのツケを払うことになった。だが、すべては我々の問題だ」
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文●gasport
1978年には『待ち望む楽園』という映画が流行ったが、ドイツW杯2006年の今日『待つべきものは、仕事』という映画がその座に座っているのかもしれない。
現在、少なくともオーストラリア国内の職場では、無断欠勤、遅刻が増加している。すべての罪はドイツとの10時間の時差。“サッカールーズ”のサポーターたちは、代表チームの試合を観戦するために連日の睡眠不足に悩まされているのだ。
このただならぬ現象は、23時から放送された日本戦(3-1でサッカールーズの勝利)で起こった。人口の13%を占める700万人がTVで観戦し、視聴率は43%を達成した。1974年以来、32ぶりのW杯出場を果たしたオーストラリアでは、W杯熱が急上昇中なのだ。
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文●長谷部F.慶太
◆期待とは程遠いゲーム内容
6月13日ベルリン、オリンピアシュタディオン。世界中のサッカーファンがカルテットの奏でる幻想曲を心待ちにしていた。しかし、その期待は幻滅に終わった。
初戦のクロアチア戦をなんとか1-0で勝利できたモノの、セレソンはその乏しいゲーム内容を酷評された。批判の的は、いつも不安視される守備ではなく、よりにもよって下馬評では今大会最強の攻撃陣と目されていた魔法の4人こと「カルテット・マジコ」だった。
試合の翌日、ブラジル国内をはじめ世界中のメディアはこぞって「こんなゲーム内容で、優勝できるのか?」とストレートな疑問をぶつけた。批判の最大のターゲットは、69分間プレーして、たった1本のシュートしか放てなかったエースストライカーのロナウド。さらに批判の矛先は2トップのもう1人アドリアーノ、そして今大会MVP候補筆頭のロナウジーニョまでにも及んだ。得点者のカカを除いて、待望の「カルテット・マジコ」はホロ苦いデビューとなった。
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●岩本輝雄
こんにちは、テルです。今日はここまで (6月13日現在)のW杯について。
◆4時でも起きて見てる
僕はダイジェストなどを含めてほとんどの試合をチェックしているよ。4時から行われる試合も見たい試合であれば、起きて見てるよ。今までのところ一番面白かった試合は、やっぱり日本の試合。次に面白かった試合はブラジル vs クロアチアの試合かな。クロアチアのディフェンスが思ったより良くて、ブラジルが思うようにプレーできていなかった。だから接戦になったので楽しめたね。
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文●大住良之
待ちに待ったワールドカップが開幕した。今回は、正式な担当主審は21人。23人が選考されたが、イタリア国内の買収事件に関与したという容疑をかけられたイタリア人のマッシモ・デサンティス氏が辞退し、さらにジャマイカ人のピーター・プレンダーガスト氏は故障が完治せずに大会出場を断念した。
この21人で48もの1次リーグ全試合を担当しなければならない。均等に担当したとしても、6人の主審が3試合目の笛を吹くことになる。
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大住良之
1951年、神奈川県出身。66年イングランドW杯のテレビ放送を見てサッカーにのめり込む。一橋大学卒業後、『サッカーマガジン』編集長を経て、フリー。日本サッカーライターズ協議会事務局長。アジア・サッカー連盟「1998年フットボール・ライター・オブ・ザ・イヤー」受賞。著書に『代表戦記』(日本経済新聞社)、『がんばれ女子サッカー』(岩波書店)がある。
文●守本和宏
◆一躍優勝候補へ
14日の水曜日、ワールドカップ初戦となるウクライナ戦に4-0で勝利したスペイン代表。前日夜の試合でブラジルがクロアチアに苦戦し、1点しか取れなかったこともあって、現地では改めてスペインを優勝候補に推す声も挙がっている。
結局、アラゴネス監督が選択した布陣は、中盤をダイヤモンド型にする4-4-2。ダブルボランチか、ダイヤモンドかという違いはあれど、慣れたシステムで戦えたことは選手たちにとってプラスに働いた。試合開始直後から攻めるスペインは、13分にコーナーキックから先制点を挙げると、続く17分にはビジャが直接フリーキックを決め、早々に2点のリードを奪う。早くも20分過ぎには、スタジアム内でウェーブが始まった。
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文●Gaetano De Stefano
カイザースラウテルンでのイタリア戦を、アメリカにとって“戦争"だといった、カンザス・シティ・ウィザード所属のアメリカ代表FWのエディ・ジョンソンの感覚には違和感もあったし、正直、驚きを禁じえなかったが、アメリカでは究極の闘争心、ナショナリズムとして評価されている。
◆戦争
カーサ・アズーリ(イタリアのマスコミ向けの施設)の定例記者会見のメンバーは、今日は、ビンチェンツォ・イアキンタ、アルベルト・ジラルディーノ、アンドレア・バルザーリだった。イアキンタは激情家のエディ・ジョンソンが使った“戦争”という言葉に苦笑しながら、スポーツの試合として受けて立つ覚悟を示した。
「言葉としては言い過ぎのような気がするが、負ければW杯敗退が決まるので、彼らにとっては命をかけた試合だという意味だろう。イタリアは、挑発に乗ることはない。フィールドでの戦いにだけ集中すればいい事だ。試合以外の出来事には興味ないよ」
もっとも激しい試合になることは十分、予想される。
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19:ところでサッカーですが(1日70回以上更新してみたい)
全然サッカーに興味がない大塚幸代さんに、私たちが参加している「サポスタ・ウォッチャーズ」の宣伝をしてもらいました。本当にありがとうございます。
文●秋本薫
◆試合前の不安が現実に
12日の朝、オーストラリア vs 日本の試合を観戦するために自宅を出る直前、届いたばかりの『キッカー』紙に、ざっと目を通した。チェックしたのはもちろん、試合に臨むオーストラリアと日本両チームについてのコラムである。時間がなかったので文字通り斜め読みしただけなのだが、両チーム監督のコメントに見られた具体性の差がどうしても気になっていた。
オーストラリアのヒディンク監督は「負傷上がりのキューウェルとケーヒルがパフォーマンスを維持できるか、疑問がある」とことわった上で「15時キックオフという暑さの中で、2人とも90分間持つとは思えない」と判断していた。それを受けて『キッカー』紙は「早いパス回しとスピードを身上とする日本を相手に、両選手をイタズラに消耗させず、ジョーカー(途中出場)として投入するだろう」と結論づけていた。
片や日本のジーコ監督は「親善試合のマルタ戦のような戦いぶりをすれば負けるだろう。しかし我々は準備ができている」と簡単なコメントを残している。
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文●Gaetano De Stefano
◆ドイツ編
14日は、ドイツが登場する日。ドイツのマスコミは、先日のコスタリカ相手の勝利を記事を波のように載せている。初戦での輝きは乏しかったものの、ブラジル、特に“カカの評価”には多くの紙面が割かれている。一方、ロナウドへの情け容赦ない批判も載っている。
『ビルト』紙はロナウドの名前をモジって、プンメルナルドというニックネームをつけている。プンメルンとはドイツ語で“太っちょ”といった意味になる。
イタリアに割かれた紙面も多い。2-0で勝ったガーナ戦でドイツのメディアは一斉にイタリアに注目した。ゴールの後の、信じられない、といった表情のビンチェンツォ・イアキンタの写真に『レイニッシェ・ポスト』紙は“イタリアはまだカルチョを愛している”という見出しをつけた。
“マニプラチオンシュカンダル”(陰謀のスキャンダルの意味)という見出しも躍っているが、イタリア代表の戦いには賛辞が送られている。その横には“マウリツィオ、パニック。イタリアの議会、恩赦を提案”というタイトルも見える。
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文●Gaetano De Stefano
勝利は、自信を取り戻させ、微笑みを呼ぶものだ。ガーナ戦後のマルチェロ・リッピ監督の表情を見れば、一目で分かる。代表チームが起点を置くドゥイスブルグの練習場には、新鮮な空気が立ちこめている。その様子を見てみよう。
記者団とサポーターが魔法のドアを開けてみたら、ミニ・ゲームではデル・ピエロとイアキンタの元気な姿があった。勝利は、事をすべて上手く運ばせる。試合に出ていなかったインザーギは、3得点あげ、ドゥイスブルグU-19代表との試合で活躍したイアキンタは今ではファミリーの一員だ。完全回復したザンブロッタの姿もあった。一方、ガットゥーゾはボールを使った練習の後、ケガの治療を受けていた。
◆高慢なブッフォン
ジャンルイジ・ブッフォンは、最初に映画スター並みに記者団に取り囲まれた。W杯でロケットスタートを切ったイタリア代表。ブッフォンは開口一番に、カルチョッポリ(訳者注:イタリアサッカー界の八百長問題)について触れた。
「2万3千人のサポーターが見守っていてくれた事を知っているし、本当に満足している。この事実は、人々がこの腐敗の時期に、お祭りをしたいという事を、意味しているのではないかな」
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文●島田佳代子
◆残念!初戦黒星
現在ドイツに来ています。日本の初戦(vs オーストラリア)も現地で観戦したのですが、途中まで1-0で勝っていて、多くの日本人サポーターが勝利を期待してしまっただけに、逆転、しかも3点取られての黒星に、その場に呆然と立ち尽くし涙を流すサポーターも少なくありませんでした。
試合前に何人ものサポーターと話をしたのですが、日本人は「勝利」そして、オーストラリア人は「引き分け」を予想する人が多かったのですが、それは日本人である私に対して謙虚にそう話してくれたのではなく、本当に「引き分け」だと信じていたらしく、勝ってしまってビックリだったようです。
選手の多くがプレミアに所属しているため、プレミアシップがオージーにとっても、一番馴染みのある海外リーグのようで、中村俊輔と中田英寿というイギリス組の知名度はバツグンでしたし、ピッチ上でのマークも厳しかったですね。
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文●川端康生
もしかしたら、このまま勝てるのではないか……。
そんなふうに思い始めたまさにそのときに失点した。それも立て続けに3失点。1点目はスローインから。飛び出した川口がうまく弾き返せず、流れたボールを混戦からケイヒルに決められた。2点目もケイヒル。いわゆるバイタルエリアでボールを持った彼に、下がったDFラインは誰もプレッシャーをかけにいけなかった。そして3点目は終了間際。アロイージにずるずるとドリブルを許し、そのまま蹴り込まれた。
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文●横尾愛
◆W杯開幕! バルテズの予言が的中?
6月9日、華々しく幕を開けたW杯ドイツ大会。開幕前から、今大会で使用されている公式球が「GK泣かせ」だと、ドイツ代表GKレーマンは指摘していた。「雨に濡れると滑りやすく、予測のつかない変化をする」というのである。
これに賛同の意を表明していたのが、フランス代表GKバルテズ。6月6日付けの『レキップ』紙にて、バルテズはこんなふうに語っていた。
「GKを擁護するわけじゃないけど、これだけは言っておこう。今大会は、30メートル、35メートル級のゴールが見られるよ。シュートする選手の問題じゃない、ボールの問題なんだ……」
そんなバルテズの予言(?)通り、開幕戦で登場したドイツ代表MFフリンクスの豪快なミドルシュート、そしてパラグアイ代表DFガマラのオウンゴールを呼び込んだイングランド代表MFベッカムのFKが、大会序盤で既に観客を魅了している。
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文●Livia Taglioli
オーストラリアがW杯初ゴールを決め74年ドイツ大会の初出場以来、32年ぶりの初勝利を飾った。監督としてはW杯初登場のジーコ率いる日本を3-1で下した。日本は前半26分、中村のゴールで先制したが、ケイヒルの2ゴールとアロイージのゴールで後半39分から47分の間にオーストラリアが試合をひっくり返した。
ヒディンク率いるオーストラリアは最初から攻勢に出る。3回連続3度目の出場の日本は面食らった様子で“サッカルーズ”の攻撃の前に受身に回る。前半6分にはビドゥカが得点機を迎える。しかし至近距離からのビドゥカの2度のシュートを川口が好セーブ。さらにオーストラリアの攻勢は続くが、川口がゴール前の盾となり、ブレシアーノのゴールも許さない。
日本は23分にチャンスを迎える。高原がシュートを放つが、ゴールの脇をかすめる。しかし2度目のチャンスで先制点が生まれる。26分、中村のクロスがそのままゴールインする。GKシュウォーツァーへの高原のチャージはファウルだったが、エジプト人主審のアブデル・ファタウはこのゴールを認めた。
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文●Gaetano De Stefano
今は冷静になろう。しかし、ガーナに勝ったことで、イタリア代表への期待が高まるのは仕方のないことだ。マルチェロ・リッピは感情を抑えながら、こう語った。
「どこまで勝ち進みたいかって? もちろん行けるところまでだよ」
いつも通りの受け答えだった。そして、こう続けた。
「ガーナには勝ったが、アメリカ戦はやはり油断できない」
目標は高いところにある、集中力の維持は必要だ、と言いたいのだろう。確かに前半の数分間、イタリアはガーナのカウンター攻撃で肝を冷やした場面があった。
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文●Gaetano De Stefano
ドイツでは、いまだに4-2で勝利したコスタリカ戦のニュースが伝えられている。弱小コスタリカが相手であっても。一方、巨人スウェーデン相手に0-0の引き分けで終わったトリニダート・トバゴには「カリブ人の幸福の時」と題が打たれた記事が捧げられ、『フランクフルト・アルゲマイネ』紙の一面を興奮したカリブ人サポーターの写真が添えられた記事が飾っている。
「ドイツ、ボールのお祭り」と題された記事の側には、バラックの写真から吹き出し文字で「僕はプレーがしたーい」と書かれた小さな記事が載っていた。
ドイツの最も重要な新聞紙の中半面を割いて特集を組まれたのがイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンである。そのタイトルは「ジゴロのジジ」。彼の名は、イタリア代表の背番号1よりも、ジゴロとしての方が有名であるようだ。イタリア人もビックリの彼の詳細な女性遍歴が記載されていた。その他、2ページに渡って、選手達の美人妻特集が組まれ、ビクトリア・ベッカム、ヘレン・フィーゴ、トッティと寄り添うイラリー・ブラージ・トッティの写真が掲載されていた。
続きはケータイで
●岩本輝雄
◆意図が分からなかったジーコ采配
結果からして残念。決勝トーナメントに向けて非常に厳しい結果となりましたね。
オーストラリアは前半からものすごい勢いでプレッシャーをかけてきて、日本は何もさせてもらえなかった。そんな中で中村俊輔が上げたボールから、運もあって、良い時間に先制できた。
オーストラリアのプレッシャーの早さ、ビドゥカのボールキープ、セカンドボールの寄せの早さ、すべてヒディンクの作戦通りだったんじゃないかな。90分間も、あのプレスは続かないと思っていたけど、予想通り、後半はスペースが生まれてきて、駒野が上手く上がっていった。駒野はすごく良かった。
だけど、柳沢などが、打つときにしっかり打つべきだった。そういう風にチャンスをつくりながらモノにできないとやられてしまうモノ。
そんな中でラッキーだったのはキューウェルが今日は全くキレてなかったこと。やはりケガあがりだったからね。ドリブルにキレもないし、走ってもすぐバテていた。サイドからのクロスに要注意と思っていたんだけど、オーストラリアの攻撃が“なかなか(中央)”で攻めてきたのは意外だった。日本は中央の攻撃に対してしっかり守れていたから「これは後半はカウンターをもらったな」って思ったのね。
でも、結局ロングスローからやられてしまった。1点目の川口はちょっと出過ぎだったと思う。あそこまで出たんだったら、しっかり処理しなければならない。
続きはケータイで
文●椿原龍
「死のグループ」にふさわしいタフな試合だった。
アルゼンチンは初戦のコートジボワール戦に見事2-1で勝利した。スタメンは予告された通り、GKアボンダンシエリ、DFブルディッソ、アジャラ、エインセ、ソリン、MFカンビアッソ、マスチェラーノ、マキシ、リケルメ、FWクレスポ、サビオラの11人。ソリンが高い位置を取るため、左上がりの4-4-2だ。
立ち上がりはコートジボワールが落ち着いてボールを回していたため、なかなかリズムが作れない。また、カンビアッソ、マスチェラーノの両ボランチがMFヤヤ・トゥーレ、FWカルーにそれぞれマンツーマンでついていて、ヤヤ・トゥーレが引き気味のポジションだったので、カンビアッソが上につり出され、最終ラインの前のスペースが空き、何度かピンチを招いたが、体を張ったプレーでなんとか跳ね返した。
続きはケータイで
文●Gaetano De Stefano
「もちろん、フランチェスコ・トッティは試合に出場する」
マルチェロ・リッピ監督は、美人スウェーデン人記者に対して、紳士的な振る舞いでトッティ出場を断言した。
「私は彼の状態を評価している。彼を試合で使うならば今、決断をしなければならない」
不安材料があろうとも、リッピ監督の言葉からは不安はにじみ出てこない。リッピ監督はドゥイスブルグで語ったコンセプトを繰り返した。
「選手たちは意欲的で、気持ちが高まっている。遅かれ早かれ彼らは、ピッチ上に下り立つ。我々は勝ち進むためにここにいるのだ」
選手に加えて、監督の状態も普段には決してない心のゆとりを感じているようだ。
「冷静さを保ってこの特別な経験を体験している。私のキャリアを考えれば、私自身もその冷静さに驚いているぐらいだ」
続きはケータイで
文●海江田哲朗
ついにW杯が開幕し、世界中の視線がドイツに集まっている。オープニングゲーム、開催国のドイツはコスタリカを4-2で退け、優勝候補と目されるイングランドとアルゼンチンも初戦を勝利で飾り、順調なすべり出しを見せた。唯一、スウェーデンがトリニダード・トバゴに引き分けたことを除けば、波乱の少ない順当な結果と言えるだろう。
さて、そんな中でも、日本のJ2は密かに熱戦が続いている。第21節の柏対東京Vは、4-1で柏の勝利。前半、柏はセットプレーから立て続けに3得点を奪い、リカルジーニョの退場で数的不利に立たされながらもリードを守り切った。特に、岡山一成は頭で2ゴールを決め、あわやハットトリックの大活躍。今季8ゴールはディエゴと並び、チーム得点王だ。
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文●横道 直
◆オンラインのみ 無情な不規則販売
「ドイツ行き」を巡る戦いは05年2月に始まった。FIFA公式サイトでのドイツ大会入場券1次販売。この時点で本大会への切符をつかんでいたのは開催国ドイツのみ。世界中のサッカーファンが、出場できるチームさえ決まっていないチケットに夢を託した。
ドイツ大会のチケットは、日付・会場を指定し1試合単位で購入する「シングル」と、特定のチームの試合を複数見られる「TST」の2種類がある。オンライン販売のみで、時期によって先着順と抽選式があった。先着の場合、試合ごとに販売チケット枠で余裕が出ると、画面上のマークの色が赤から黄に変わる。世界中からのアクセス合戦が始まる号令だった。
ある日突然、売り出しが始まるので、観たいカードがいつ出るか分からない。1日中ネットに張り付いていられない社会人には著しく不利といえる。それどころか、ネットの普及していない地域ではチケット購入に参戦することすらかなわない。合理的かつ無情。本大会の組み合わせが決まった05年12月あたりから争奪戦が過熱したが、すでにチケットオーナーは多数存在していたわけだ。本大会開催中も、現地で観光せずPCにかじりつき、当日までチケットゲットを目指すファンがいることだろう。
◆名義確認を徹底? 結局は自己責任か
フーリガンや不審者を排除するため、ドイツ大会組織委はチケットに個人情報を盛り込み、名義確認を含めたセキュリティチェックを強化することを早くから宣言していた。しかし、ネットオークションなどを介し、本人名義でないチケットを持つ人は世界中で増殖している。みな「名義確認なんてできるわけない」と高をくくりながら。入場する3~4万人全員にパスポートやIDを掲示させるのは時間の面でも保安の面でも、いかにも理不尽。結局は「自己責任」なのだろう。
国内では開幕目前になって、チケットを確保できず観戦ツアーを中止させた業者が吊るし上げられたほか、実体のない業者が熱心なファンたちからツアー料金を集めたといった事案が次々発覚した。98年フランス大会でも似たようなことが起きた。
ネット上のW杯情報交換掲示板の類には5月頃から「オランダ vs アルゼンチン」などプラチナチケットを請うカキコミが相次いだ。それなりのカードとの交換ならばともかく「余ってたら譲って」だ。そんなお願い自体が、チケット入手の苦労を知る人々に対するリスペクトを欠いた行為なのだが、意識のギャップは埋めようがない。
1年以上前から鼻息荒くチケット取りに奔走していたフリーライターがいる一方、開幕1週間前に会社から有休を認めてもらえたサラリーマンもいる。ドイツ行きの切符を手に、人々はさまざまな思いを胸に彼の地へ旅立つ。
携帯にURLを送信
横道 直
サポスタウォッチャーズに参加中
文●Gaetano De Stefano
デル・ピエロは、1カ月間の省察の時を終え、沈黙を破った。彼は、熟慮を重ねた上で“高台”から下り立った。ここに我々が目にした事がないアレッサンドロ・デル・ピエロがいる。彼の哲学の中には、ボールをも変形させる禁欲さと思慮深さが潜んでいる。デル・ピエロは次のように語る。
「どうして、僕が静寂の中に閉じこもっていたかって? これは、良くあることなんだけど、状況を考えて集中するために静寂を求めて、自分の高台に引っ込んでいたんだよ。アキレス(訳者注:ホメロスのギリシア神話の英雄)が戦争の戦略を練るために1人になったようにね。高台からは、全く違った世界が見えたよ」
この傭兵隊長は省察の結果、自身の軍隊に何を思ったのか。
「強靭でまとまったグループだった。大きな経験をして良い状態だよ。今は、待ち伏せをしている時で、まだ戦いのときではないね」
続きはケータイで
「速報!サッカー24」の特長の1つは、自由に議論できる掲示板や、W杯勝敗予想リーグ(賞品はニンテンドー DS Lite)、日本代表ファーストゴールは誰だクイズ(賞品は日本代表ユニフォーム)など、読者参加型の企画だと思っております。
読者あっての「速サカ」ですが、最近、2人の読者からメールが届きました。
まず1人目はハンドルネーム「道民」さん。日本代表のコラムを書いたので掲載して欲しいという、いわゆる“持ち込み原稿”でした。内容は……けっこう面白かったので、掲載することにしました。というワケで、「速サカ」では“持ち込み原稿”をメールでも受け付けることにしました。
ただ、立派な原稿を頂いておいて原稿料を払わないのは悪いので、本当に読者投稿の感覚で、優秀な作品の投稿者にはプレゼントを贈ることにしました。とりあえずのテーマは「日本代表選手を語る」(日本代表選手1人をテーマにした400字程度のコラム)。投稿はPCからも受け付けますが、表題は必ず「日本代表選手を語る」として下さい。
メールアドレスは present●soccer24.jp ※●を@に変換してください。
※プレゼントは、ドイツ特派員からのお土産を予定しています。
2人目はハンドルネーム「実況マン」さん。日本戦当日にテキスト実況をしたいので掲示板のスレッドを1つ任せてくれという要望でした。残念ながら、というか当然のことなのですが「読者に掲示板の管理を委譲するということはできません」との旨を伝えました。その次の日、再びメールが来て「新しいスレッドを立てるから、更新頻度を上げてください」との要望が来ました。
代表戦中の掲示板は元々、更新頻度が高いので、特に問題ないだろうと判断しました。というワケで、もしかすると日本代表戦中の「速サカ」掲示板では、「実況マンのテキスト速報」が読めるかもしれません。
携帯にURLを送信
文●長谷部F.慶太
◆究極の四重奏
さあ、待ちに待ったワールドカップが開幕! 世界中の視線がドイツに向けられるなか、ブラジル代表も6月13日のデビュー戦に向けて準備の最終段階に入った。さあ、いよいよセレソンが誇る4人の攻撃陣(ロナウジーニョ、カカ、ロナウド、アドリアーノ)が織り成す「カルテット・マジコ」(魔法の四重奏)が始動する。
前線にロナウドとアドリアーノといった破壊的なFWを2人置き、その後方から、ロナウジーニョとカカが創造性の溢れるパス交換で仕掛ける。4人は相手エリア付近で互いにポジションチェンジを行い、敵の守備を真ん中だろうが、サイドだろうが構わず縦横無尽に切り裂いていく。まさに、究極の攻撃力で我々を魅了してくれるだろう。
そもそも、この「四重奏」はどのようにして誕生したのだろうか? ことの発端は、02年日韓W杯後、パレイラ氏が代表監督に復帰してからだ。94年アメリカ大会で、セレソンを指揮した同監督は、最終ラインの前に守備的なミッドフィルダーを2人(ドゥンガとマウロ・シウバ)置いた「ダブルボランチ」と言われる鉄壁のディフェンス・システムで24年ぶりにワールドカップを奪回した。
守備的と非難されたチームだったが、パレイラ監督は自らの哲学“ブラジルが戦術面で劣りさえしなければ、あとはプレーヤーの「質の差」で必ず勝てる”、“失点さえしなければ、ブラジル人選手の個人技で1、2点は取れるはず”を貫いて、悲願の優勝を成し遂げたのである。
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長谷部F.慶太
ブラジル生れ、熱狂的なセレソン・サポーター。フリーランス翻訳家、サッカー関連の通訳、ブラジル文化関連のライター。訳書に『俺の名はジョニーじゃない』(ギリェルメ・フィーザ著、青山出版社)などがある。
文●Gaetano de Stefano
ドゥイスブルグへいらっしゃい! ブラジル応援団は別として。2万3,000人がMSVアレーナに彼らの代表を見るために駆けつけた。そして大きな字で彼らのアッズーリへの愛情を示した。
◆イタリア代表への愛情
5-1で終わったU-19ドゥイスブルグとの試合の内容よりも、木曜にドゥイスブルグに到着してから、アズーリに降りかかっていたすべての批判を一掃し、イタリア代表サポーターと再び信頼を取り戻せたことが大きい。 試合開始の笛が鳴る前、ファビオ・カンナバーロはその接着剤だった。彼は誇張して話をしたが、とにかく効果を生んだ。
「私たちはあなた方、ティフォージ(※サポーターのこと)の情熱と応援をとても大切に思っています」
アズーリのキャプテンはこう言った。
「ドイツにはたくさんのイタリア人が住み、働いていることを知っています。みなさんに何かしらの感動を贈ろうとすることが、より一層強いモチベーションになっています。頑張れ!イタリア」
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●岩本輝雄
こんにちは、テルです。いよいよW杯開幕だね。W杯期間中に速サカで日本代表のレビューを掲載することなりました。日本代表の試合終了後、みなさんにいち早くレビューをお届けするつもりなので、期待していてね。W杯と『街道てくてく旅』を見るために、ハイビジョンTVを買ったので準備は万端だよ。
◆初めてTVで見たW杯
初めてTVで見たW杯は1982年のスペイン大会。ブラジル代表の“黄金のカルテット”や、イタリア代表のFWパウロ・ロッシが活躍してイタリアが優勝した。82年のときは小学校4年生で、サッカーはすでに始めていたけど、選手については全然知らなかったんだよね。友達の家で初めて見た試合が、イタリア vs ブラジルの試合。印象深かったのがジーコのプレーだね。ジーコが中盤でボールを受けて、ペナルティーエリアの近くで相手DFがいたんだけど、振り向いてアウトサイドでセンタリング。そこには絶妙のタイミングでソクラテスが走ってきて、ニアにシュートを決めたんだよ。僕は小学生だったけど、今でもあのプレーがイメージとして頭に残っている。ジーコのあの振り向きの早さと、絶妙のタイミングのパスは忘れられないね。
速サカの読者にもドイツまで観戦しに行く人はいるのかな? 僕が初めてスタジアムで見たW杯は、4年前の日韓大会。やっぱりサッカー選手をしていると、試合や練習ががあったりして、生で見にいける機会はなかなかないんだよね。日韓大会は、日本戦や、アルゼンチン vs ナイジェリア、決勝戦などをスタジアムで観戦したよ。今大会も7月になったら、僕もドイツに行くかもしれないんだよね。
それではみなさん、テルの左クロスW杯SPをよろしくね!
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●岩本輝雄
こんにちは、テルです。今日はファンとの関係について。
◆ファンとのかかわり方
ファンとの関わりかたについて、特別な意識を持ってるとういうことはなくて、あくまで自然体で接しているね。だから、ファンと長い会話をすることもある。ファンに対して、一線を引くということはしないんだよね。別にサッカー選手や芸能人だからといってエラいってわけではない。人間なんだから、みんな同等の立場であることは変わらないよ。
僕はファンとのかかわりでは、良い思い出ばかりが残っているよ。ファンと仲良くなったら、普通に喋るし、みんなでお茶飲みに行ったりもする。僕は仙台のサポーターとも仲が良かったし、今でもそういった良い関係は続いているよ。ついこの前も、ファンのパブロさんと、電話で喋ったりもした。だから僕はファンといざこざなどで、揉めたりケンカしたりしたことはないんだ。サインとかも時間さえあれば普通に応じるしね。
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岩本輝雄
1972年、神奈川県生まれ。横浜商科大学付属高校からフジタ工業(現湘南)に加入。精度が高い左足のキックで、数々のチャンスを演出してきた。その後、京都、川崎F、V川崎(現東京V)、仙台、名古屋でプレー。見た目とは裏腹の激しい闘志でファンの心をつかむ。探究心が強く、キックの方法やコンディショニングに独自の理論を持つ
文●後藤健生
ワールドカップ開幕前に、イタリア代表の練習試合を2試合(スイス戦とウクライナ戦)観戦した。
ジュネーブで行われたスイス戦は、立ち上がりからホームのスイスが速いパスを回してイタリアを圧倒した。しかし、イタリアはしっかりと守りを固め、カウンターから左サイドバックのグロッソが持ち込んで、ジラルディーノが合わせて先制。その後、スイスが追いつき、さらに攻勢をかけ続けたが、イタリアの守りを最後まで崩せず、結局試合は1-1の引き分けに終わった。
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後藤健生
1952年、東京都出身。慶應義塾大学大学院博士課程(政治学)修了。国際サッカー歴史記録学会アジア地区代表委員。日本サッカーライターズ協議会理事。64年、東京オリンピックで初めてサッカーを観戦。74年以降のW杯はすべて現地で観戦・取材。著書に『創造と破壊のダイナミックス』『日本サッカー史 代表篇』(いずれも双葉社)など多数
文●守本和宏
◆ラウルの活躍で不満を一蹴
3日のエジプト戦に2-0で勝利し、国内で挙がっていた不満の声を一時的に静めることに成功したスペイン代表。この試合ではラウルがスタメン出場を果たし、代表で約9カ月ぶりとなるゴールを決めてチームを勝利に導いた。
相変わらずの高いテクニックでボールを支配して試合を進めるスペイン代表であるが、連携不足もあり、相手を崩し切れない状況が続いている。エジプト戦では、4-3-3のシステムを基本にフェルナンド・トーレス、ビジャが2トップに入り、ラウルをトップ下で起用。またも若干の戦術変更を見せたために、メディアでは熱い戦術論争が行われている。
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守本和宏
エスパニョール選手寮日記05-06 Residencia de ESPANYOL diario
文●g.gas.
「私はしゃべらないと決めていた。 作り話は避けようと決めていた。ここ最近、しゃべらなかったのは、そうした理由があったからだ」
数日前、イタリア・サッカー連盟(FIGC)に対してコッリーナが送った4万5,000ユーロの請求書が見つかったニュースに対する回答の中で、元審判員ピエルイイ・コッリーナの文章はこうした書き出しで始まっている。
「この請求書は、03/04と04/05シーズンの一連の事業と広告宣伝に参加した私の報酬の合計を請求したモノだ。事務処理を簡略化するために、こうした報酬の合計額は、その手の仕事に関して一番権限のあった人間が一方的に決めていた。当時ならイタリア審判協会(AIA)の会長、トゥリオ・ラネーゼであり、私はただ黙って受け取るしかなかった」
コッリーナは、UEFA審判委員会に彼を加えようとするカッラーロの申し出に関し、時系列で大筋を明らかにした。
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文●Gaetano de Stefano
デュイスブルグは乾燥して暑い。イタリア代表にとっては理想的とも思える25℃前後だ。今朝は“少しだけ扉が開かれた”練習だった。マスコミに対して20分だけ公開された。
この後、明日の朝の練習は非公開の予定だ。メイデリッヒ・スポーツ・センターにはカメラの望遠レンズも、記者の姿も見えない。ガーナ戦に向けて、秘密でフォーメーション練習をしているマルチェロ・リッピからの厳格な指示である。
午後8時には、今シーズン、ブンデスリーガから2部降格が決まったばかりのデュイスブルグのU-19との練習試合が決まっている。MSVアレナというクラブのトップチームが使用する本来のスタジアムで、無料で観戦ができることになっている。
イタリア代表のスタッフ全員から無視されて、地元では不評を託っているが、イタリア・ファンで練習試合のスタジアムを一杯にする、と約束したことで、一気にわだかまりを解消しようという狙いのようだ。多くのセリエAのスタジアムが羨むような満杯の状態になるだろう。
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特集 反町康治、かく語りき!
ドイツワールドカップ全64試合の日本一刺激的な副読本
日本サッカーの明日を担う理論派、反町康治がドイツを30000字で語りつくした総力特集!
CONTENTS
PART 1
ドイツW杯のコクを味わう!
PART 2
至高の9試合を見逃すな!
PART 3
偉大なるドラマの行方を先見
PART 4
総論 監督脳で観戦しよう!
OUTRO 1
FIFAランキングトップ10への提言
OUTRO 1
対談 反町康治×えのきどいちろう

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文●Taka-C
早いモノで、W杯の開幕も明日に迫って参りました。恥ずかしながら、開幕前からクタクタですが……速サカもサイト誕生以来最高のパワーを注いで運営して参りますので、どうぞご期待ください。
さて、月並みですが、W杯の私的展望と行きたいと思います。
まずは、日本代表ですが……マルタ戦の内容はもちろんですが、メンバーのコンディションが気になるところです。田中誠の離脱にはじまり(いや、久保に始まりか?)、右サイドの加地、FW高原、柳沢、左サイドの三都主と、これでもかとジーコJAPANの代えの効かないポジションが痛んでいます。
F組のライバルとの力関係では、ベストメンバーで臨んでどこまで!?というレベルだっただけに、厳しい状況だと思います。まさか、ブラフではないと思いますが……。盛んに叫ばれる2位通過は、黄色信号といったところでしょうか。
優勝候補ですが、ブラジルで揺るぎないと見ています。FWロナウドが“靴擦れ”で苦しんでいますが、あまり戦力に影響は無いでしょう。
「カルテット・マジコ」の一角をなすロナウドなんですが……そもそも「カルテット・マジコ」とは、ロナウジーニョ、カカ、アドリアーノ、ロビーニョとロナウドの5人から構成される4人のこと。1人余っていたワケですから、これぐらいで丁度良いでしょう。
気になるのは、W杯イヤーじゃなければ、もっともっと騒がれててもおかしくない“審判問題”に揺れるイタリア。世間の目は、非常に冷たいワケですが、この負のエネルギーをバネに、大爆発もあるのでは?と予想します。イタリア人に限らず、ユーベ所属選手、トレゼゲ、チュラム、ネドベド、エメルソン、イブラヒモビッチらの活躍(転職活動?)も目が離せません。
といったワケで、皆さまも悔いを残さず、身体を壊さず、1カ月をお過ごしください。
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文●秋本薫
◆ドイツ紙の厳しい評価
「またしても以前の日本代表だった」
マルタ戦での日本代表を評した『キッカー』紙のコメントである。ドイツ戦における素晴らしい戦いぶりの余韻に浸りながら、華麗な攻撃による快勝を期待してデュッセルドルフまで出かけたが、結果は報じられている通りである。
異常気象といえるドイツの天気と同様、寒い試合内容となってしまった。普段から追いかけているワケでもない日本代表を一言で表現する『キッカー』紙の洞察力には恐れ入る。
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秋本薫
マイスターシャーレを追いかけて
文●gazzetta.it
何の欲目もなく、行儀の良いイギリス人旅行者でさえも、イタリア代表チームがピサのガリレオ・ガリレイ空港に姿を現した時に拍手喝采した。そこに皮肉はない。ただ英国人としての純粋で公正な気持ちの表れであった。
電話傍受の一件の陰も全くかすめることなく、イタリア人サポーターの熱狂振りが抑えられることはなかった。検察やスキャンダルといった一連の騒動も遠い昔のことのように、いくらか楽観が過ぎるほどに、彼らの代表チームにかける思いの丈を一丸となって大声で投げかけた。
代表チームを乗せたバスはコベルチャーノの警察に先導され、待ち受ける群衆を避けるため細い道へ迂回した。皆が “ミッション・インポッシブル” さながらと思う目的へ向けて、17時30分頃、30分遅れての離陸となった。
先の騒動という間接的なダメージを伴ってのスタートは、これまでにもないことだ。だが、マルチェッロ・リッピや代表選手たちは、英雄たちが成し遂げる偉業を目指しているのだ。ハンデ付きの出発という条件を背負いながらも。
ガーナ戦は翌週6月12日、チームはネスタとザンブロッタだけでなく、この2人とは違いアメリカ戦には出場できるだろうが、ガットゥーゾ(右足内側の損傷)の出場も見合せなければならない。
「我々にはリーノ(・ガットゥーゾ)のアグレッシブさが必要だ」(リッピ)
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文●Giancarlo Galavotti
シェフチェンコよ、まずは妻が栄誉を獲得したぞ。
英『サンデー・タイムズ』紙上で行われた“裏W杯”の結果が出た。今回は、ドイツW杯本大会に出場した選手の妻の間でのランキングをつけようという企画だった。
グラマー部門でNo.1に選ばれたのはシェバの奥さんのキルステン・パツィク。審査員にロマン・アブラモビッチは入っていなかったはずだが、キルステン夫人はイングランドで早速タイトルを獲得した。夫がチェルシーのユニフォームに袖を通すよりも先の載冠だった。
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文●島田佳代子
◆大苦戦のマルタ戦
日本 vs マルタの結果はイギリスでも報じられていましたが、使用されていた単語は「struggle」-苦戦とか苦闘といった意味ですね-ばかりでした。アレックスが怪我をしたことなども、小さい扱いではありましたが、報じられていました。
アレックスは以前チャールトンとの契約が決まりかかっていたことや、ブラジル出身ということでイギリス人でも知っている人がそこそこいます。そして、数人の英人の友人から「マルタ相手に1-0で大丈夫なのか?」という連絡もありました。
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文●Gasport
イタリア代表がキャンプを再開した。そして、いよいよ出発である。
“スイス・ミニトーナメント”(結果はスイス、ウクライナと引き分け)後、2日間のバカンスを終え、イタリアはW杯に向けての準備を再開した。5日、イタリアはコベルチャーノでのキャンプを開始。代表の中で一番最初に到着したのは、午後1時にやって来たフィリッポ・インザーギだった。約50人のファンの歓声やフラッシュの中、全員が次々に到着した。
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文●浅野賀一
近年の戦術的な流行としては、バルセロナやチェルシーを中心に繁栄している「3センターハーフ」が挙げられるが、それに続くものの輪郭がおぼろげながらも見え始めた。「3バックと4バックの併用」である。前者は欧州のクラブチームを中心に普及しているが、後者はナショナルチームで流行している方法論だ。
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文●横尾愛
◆国民の支持は得られたか?
W杯に向け、フランス代表が最後の調整を行う2週間。5月27日にスタッド・ドゥ・フランスで行われたメキシコ戦では、GKバルテズやMFドラソーに浴びせられたブーイングが大問題となった。
バルテズがブーイングされるのは、GKクペが第一GKにならなかったことを、いまだに不満に思っている人々がいる証拠。そしてドラソーがターゲットになってしまったのは、恐らく彼と代わってピッチを出てしまったのがジダンだった、というのが最大の原因だったと見るべきだろう。
また、ジュリなど代表入りを期待されていたライバルたちを押しのけて23名のリストに名を連ねたのが、PSGでふがいないシーズンを過ごしたドラソーだったこともまた、快く思われていないのかもしれない。
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文●Alberto Cerruti
イタリア代表のマルチェロ・リッピ監督は、選手としても、監督としても、1度もW杯に参加していない。それでも、W杯予選や最近の親善試合の結果が、本大会につながるモノではないと理解している。これまでの成果を否定することで、W杯の勝利は訪れる。まさに、リッピ監督はこの事実を受け入れていた。
それでは、この前提に立って2つの親善試合、5月31日のスイス戦(1-1)と2日のウクライナ戦(0-0)の2つの引き分けを振り返ってみよう。
まず、チーム戦術を変えてしまうほどの重要な選手、MFトッティの存在に触れておく。トッティがケガで欠場している間、イタリア代表の布陣は、基本の4-3-1-2からFWデルピエロが左サイドに位置する4-3-3に姿を変えていた。2つの布陣は、どちらも問題なく機能していた。むしろ、デルピエロが入ったときのほうが良い試合をしていたと言える。デルピエロを起用した2005年11月に行われたオランダ戦では3-1、3月にフィレンツェで行われたドイツ戦では4-1で勝利した。
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さ~て、これから日本代表を応援するぞ!(TV観戦だけど……)
と、気合を入れた時に、電話がかかってくると、何か腹立たしいですよね。
そこで「速サカ」では、テレビ観戦を邪魔されないために、こんなデコレーションメールを作成しました。

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●フローラン・ダバディ
◆ローカルな大会の将来性
G14はFIFAとの裁判と並行し、試合数を増やすようUEFAを攻撃しています。
そもそもUEFAがCLの2次リーグを廃止したのは、おそらく「今のリズムは選手たちにとって不可能。その影響で試合のレベルが落ちている」と考えたからです。
無理をしてケガが増えた場合、その影響は絶大です。ビジネス以前の問題になりますから。客観的に考えると、少し利益を犠牲にせざるを得ない状況にきてると思うんです。ここでブレーキを踏まないと、ビジネス自体が危険です。
一方、FIFAは試合数を増やそうとしています。彼らは「世界中のサッカー=FIFA」ぐらいの野心を持っていて、もっとパワーを欲しがっているのですが、なにぶんイベントが少なく、今は各サッカー協会の上にある機関としての輝きを持っているだけです。4年に1度のW杯では足りません。歴史は必ずどこかで始まらないといけないので、軽蔑的に見るべきではないですが、正直コンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ)はショボイですから。
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フローラン・ダバディ Florent Dabadie
1974年、パリ生まれ。アメリカUCLAに留学後、パリ東洋学院日本語学科に入学、97年に卒業。98年、映画雑誌『プレミア』のエディターとして来日する。同時にフィリップ・トルシエ氏(日本代表監督)の通訳に抜擢され、パーソナルアシスタントに。現在は、作家や雑誌のコラムニストを務めるほか、俳優、モデルとしても活躍している。父は脚本家、作詞家ジャン・ルー・ダバディ。母は元『AD』(インテリアの雑誌「Architectural Digest」)フランス版の編集長
6月1日から、W杯に出場する32カ国の国歌着メロを配信しましたが、今月これまでのダウンロード・ランキングは以下の通り。
1位 君が代
2位 フランス国歌
3位 ブラジル国歌
4位 God Save the Queen(イングランド)
5位 ドイツ国歌
6位 スペイン国歌
7位 イタリア国歌
8位 アメリカ国歌
9位 韓国国歌
10位 オランダ国歌
11位 ポルトガル国歌
12位 アルゼンチン国歌
13位 ウクライナ国歌
14位 セルビア・モンテネグロ国歌
15位 コートジボワール国歌
16位 クロアチア国歌
17位 パラグアイ国歌
18位 トリニダード・トバゴ国歌
19位 メキシコ国歌
20位 イラン国歌
21位 トーゴ国歌
22位 ガーナ国歌
23位 アンゴラ国歌
24位 ポーランド国歌
25位 オーストラリア国歌
26位 チェコ国歌
27位 スウェーデン国歌
28位 スイス国歌
29位 エクアドル国歌
30位 チュニジア国歌
31位 サウジアラビア国歌
32位 コスタリカ国歌
速サカでは1カ月10曲、着メロをダウンロードできます。
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文●Gaetano De Stefano
アドリアーノ・ガッリアーニは断固たる姿勢を示した。
「ミランは放出をしない。獲得のみだ」
要するに、ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコとの悲痛な別れの後、これ以上の危険を犯したくないというのが、ミランの代表取締役の本音だ。
「これ以上、選手が出て行くことはない。それは、何が何でもヨーロッパのトップに居続けたいからだ」
サルディニア島カリアリで行われているミランのワークショップで、ガッリアーニ氏は今後のクラブ戦略について語った。
◆ブラジル代表MFカカ
先日、ブラジル代表合宿所から届いたR・マドリーがカカに興味を示しているというウワサ。まさに青天の霹靂である。
「ウチの選手とコンタクトを取っていないはずだが……。今、事実を確認している。いずれにせよ、ウチの選手を称賛するクラブがある事は、誇りである」
続きはケータイで
文●鈴木 潤
5月30日、イングランドはハンガリーとテストマッチを行った。この試合で目を引いたのがイングランドの敷いた布陣。ボランチにキャラガーを、トップ下にはジェラードを配置し、4‐1‐3‐1‐1という陣形を取った。
続きはケータイで
鈴木 潤
1972年、千葉県出身。フリージャーナリスト。子供の頃、黄金期だったリバプールの影響を受け、サッカーにのめり込む。以来20年間サッカーを続けていたが、02年にアキレス腱を断裂。「サッカーは人生よりも重要」、シャンクリーの名言のような人生を送りたい
4日、日本代表がデュッセルドルフでマルタと親善試合を行う。W杯に向けた最後のテストマッチに注目が集まる。
◆勢いにのれるか
ジーコジャパンが、W杯前最後のテストマッチの相手に選んだのは、5月発表のFIFAランキングで125位(日本は18位)のマルタだ。FIFAランキングは必ずしも実力を反映しないが、今回のマルタは明らかに“格下”である。内容はもちろん、大差の勝利でW杯に弾みをつけたい、というのが、この試合の目的である。
ドイツ戦で“速攻”が機能した日本攻撃陣。マルタ戦も同様に、高い位置でボールを奪い、素早い攻撃を仕掛けたい。ただし、マルタは“格下”に違いないが、W杯欧州予選では、クロアチアと1-1で引き分けた“実績”があることも忘れてはならない。欧州予選では1トップを採用。割り切ってラインを下げ、徹底的に守りを固めてくる潔さがある。
日本代表はドイツ戦に比べ、ボールを支配する時間が圧倒的に長くなると予想される。そのため、日本代表には、あまり得意ではない、引いた相手を崩すことが要求される。キリンカップで引いて守るスコットランドの牙城を最後まで崩せなかったのは、記憶に新しいところだ。
こうしたシチュレーションはW杯でも十分ありうるだけに、守備的な相手をどのように攻略するか注目したい。これまでのように、相手に付き合って、無駄なボール回しをするようなシーンだけは見たくない。
◆課題修正
3日の練習では、セットプレー時の守備を確認した。セットプレーでの守備が課題であることは、5月からの親善試合3試合で喫した4失点中、3点がセットプレーからというデータからも明らかだ。
流れの中で、マルタが日本に攻め込む時間は、ほとんどないだろう。しかし、マルタはセットプレーに勝機を見出してくるはず。欧州予選でクロアチアから奪ったゴールも、セットプレーによるモノだった。ドイツ戦で浮き彫りになった、本大会への課題修正が成されていることに期待したい。
流れの中での守備では、高い位置でのボール奪取を改めて確認したい。ジーコ監督や中田英がそろって口にする「チーム全体で守備をする」という言葉が、果たしてマルタ戦でも機能するかに注目だ。
“格下”のマルタ相手なら、チームに頼らず、選手単独でボールを奪取できるかもしれない。しかし、それでもあえて、チームが連動してプレスをかけることが重要となる。こうしたチームプレーを徹底することが、W杯本戦につながるのである。
◆2トップ変更
ドイツ戦で2ゴール決めたFW高原は、右ヒザを負傷中。相方のFW柳沢も1日にハムストリング痛を訴えたため、マルタ戦を欠場することが濃厚だ。代わりに登場するのは、大黒と玉田のコンビだろう。
マルタ戦は2人にとって、絶好のアピールの場となる。大黒は昨年8月17日(アジア予選 vs イラン)、玉田は昨年1月29日(キリンチャレンジカップ)以来となる代表ゴールを奪い、存在感をアピールしたい。
また、ドイツ戦で出番の無かったFW巻も、途中出場が予想される。アグレッシブなプレーを期待したい。また、右サイドには駒野が起用される。ドイツ戦後半のようなプレーができれば、不動と思われていた加地からのポジション奪取も、現実味が増す。
W杯に向けた最後のテストマッチ。選手個々、そしてチームが納得のいく形で本大会を迎えるためにも、内容、結果すべてにおいて、マルタを凌駕したい。これまで、試合後に浮上してきたいくつもの課題。マルタ戦後、チームはすべて修正できているのだろうか。日本代表に関わる選手・スタッフ・サポーターがスカっとした気持ちでW杯へ挑める、そんな試合を見せて欲しい。
[予想メンバー]
GK:川口、DF坪井、宮本、中澤、MF駒野、中田英、福西、三都主、中村、FW大黒、玉田
文●みなと辰巳
W杯開幕直前。スフィアリーグの選手たちもフットサルの経験を活かして、本業の芸能活動で、W杯およびサッカー界を大いに盛り上げている。今回はそんな彼女たちの活動を紹介していこう。
◆ガッタスが「講談社W杯プロジェクト」のスペシャルアンバサダーに就任
2005年3月28日、ハロープロジェクトのフットサルチーム・ガッタス ブリリャンチスHP(以下ガッタス)が「講談社W杯プロジェクト」のスペシャルアンバサダーに就任した。
今年4月17日には、W杯の公式ガイドブック「2006 FIFA World Cup Germany TM公式ガイドブック」(講談社刊)の発売記念記者会見に出席するなど、W杯の盛り上げに一役買っている。
◆吉澤ひとみ「mocなでしこリーグ」のオフィシャルサポーターに任命
ガッタスのキャプテン・吉澤ひとみ(モーニング娘。)が日本女子サッカーリーグ「mocなでしこリーグ」のオフィシャルサポーターに任命された。リーグの活性化と選手たちのモチベーション向上を目指し、リーグ戦・スペシャルマッチのPRや、女子サッカーの普及活動が期待されている。
5月21日に、日テレ・ベレーザとINACレオネッサの開幕戦に登場し、始球式を務めるなど、すでに活躍中だ。
◆カレッツァ、チャリティーCD『友情のエール』に参加
サッカーボールを恵まれない子たちに贈る「ピースボールプロジェクト」と、「日本代表を応援する歌を作りたい」と考えたビクターエンタテインメントのタッグで作られたチャリティーCD『友情のエール/YELL FROM NIPPON』に、巨乳アイドルチーム・カレッツァが参加している。これもフットサルと芸能活動が結びついた仕事だろう。作詞・作曲は、元フライングキッズの浜崎貴司。参加アーティストは34組。5月31日に発売された。
◆今後のスフィアリーグ選手の活躍
スカパー!「2006 FIFAワールドカップ」専門チャンネル、W杯開幕直前特番「ドイツ!」(6月9日(金)21:00~)のアシスタントに、雑誌「ヤングジャンプ」のグラビアアイドルチーム・YJシューターズのキャプテン、松原渓が出演する。
また、横浜にある日本代表オフィシャルファンパーク「SAMURAI BLUE PARK」にて、6月10日(土)13:00から、ミスマガジンとチームドリームの公開練習とエキシビジョンマッチが行われる。
彼女たちの強みは、単なる“きれいどころ”のアイドルで終わらないところだろう。本気でフットサルに取り組んでいるからこそ、応援やコメントにも上辺だけでない説得力が出るのである。
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本日、岩本輝雄さんと打ち合わせをしてきました。
テルさんは現在、東海道を徒歩で旅している最中なのですが、週末だけは都内に戻っているので、お忙しい中、お時間を取ってもらい、さまざまな打ち合わせをしたのですが……。
岩本テルさんには、日本代表戦の解説をしてもらうことになりました
オーストラリア戦、クロアチア戦、ブラジル戦はもちろん、日本が決勝トーナメントに進めば……。7月には、ドイツに行かれるようなので、現地からW杯情報をお届けできるとのことです。
文●長谷部F.慶太
◆過去に類をみない優位性
06年ドイツW杯へ向けて、スイスで合宿中の「セレソン」こと、ブラジル代表チーム。第1回のウルグアイ大会から全18大会に出場し、最多の5度優勝の実績を持つ伝統国に対する優勝への期待は、かつてないほど巨大に膨れあがっている。
ブラジルはこれまでもペレ、ガリンシャ、リベリーノ、ジーコ、ファウカン、ロマーリオといったズバ抜けたプレーヤーたちを要して大会の優勝を狙ってきた。今大会のセレソンは、近年ブラジル・サッカーでも類をみないほどのタレント集団で、ロナウジーニョ、ロナウド、カカ、アドリアーノ、ロビーニョ、ジュニーニョ・ペルナンブカーノといった面々がそろっている。
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長谷部F.慶太
ブラジル生れ、熱狂的なセレソン・サポーター。フリーランス翻訳家、サッカー関連の通訳、ブラジル文化関連のライター。訳書に『俺の名はジョニーじゃない』(ギリェルメ・フィーザ著、青山出版社)などがある。
世間はワールドカップ一色ですが、今日はナビスコ杯の準々決勝が開催されます。というワケで、速サカでは「ナビスコ杯を忘れるな」という特設コーナーを設置。皆さんからの応援コメントを募集しています。
また、サポティスタ/岡田康宏が、フリーペーパー「ハマトラ」編集部のKIYO-Qさんと対談。チームにとって、サポーターにとってのホームとは何かを語りつくします。
「ホーム感」のあるスタジアム作りへ
文●サポティスタ/岡田康宏
2005年開幕戦に創刊され横浜Fマリノスのホームゲームで配られていたフリーペーパー「ハマトラ」が今年4月に休刊した。スタジアムフリーペーパー「ハマトラ」の目的、狙いはどこにあったのか。「ハマトラ」編集部のKIYO-Qさんに話を聞いた。
続きはケータイで
サポティスタとは?
1995年に結成されたサッカーファンのグループ。現在の主宰は岡田康宏。スタジアムで配布していたフリーペーパーを発端に、新聞、雑誌、Web、携帯サイト等で編集・執筆活動を行っている。編書に「タレコミW杯ー記者席からは伝えられなかった"もうひとつのワールドカップ"」など。
※この原稿は、2006年6月3日に 「速報!サッカー24」にアップされた記事の再掲です
「ホーム感」のあるスタジアム作りへ(サポティスタ/岡田康宏)
2005年開幕戦に創刊され横浜Fマリノスのホームゲームで配られていたフリーペーパー「ハマトラ」が今年4月に休刊した。スタジアムフリーペーパー「ハマトラ」の目的、狙いはどこにあったのか。「ハマトラ」編集部のKIYO-Qさんに話を聞いた。
KIYO-Q:ハマトラを配っていたのは、2005年の開幕から今年の4月まで1年ちょっとですね。本誌が21号まで。号外が3つ。スタジアムの内外で毎回5000枚。配るのにはボランティアが延べ100人くらい関わってました。
キッカケは、FC東京に「東すか」というサポーターの作るフリーペーパーがあって、自分たちでも同じような形で何かサポートの手助けとなるようなものが作りたいと。「東すか」はわりと読み物としておもしろいんですけど、それよりはゴール裏のサポーター視点に立って、サポーターのためにどうするかということをメインにしていく、というのが最初の方針でした。
初めてメンバーが集まったのは去年の開幕の10日前くらい。そこから開幕までに絶対出そうと頑張って、クラブにも許可を取りホームゲームごとに出して行くことになりました。
もともとゴール裏でサポーターソングの歌詞カードを配る活動をやっていたんですよ。それはクラブからも評価されていて、フリーペーパーもその一環で配布の許可がいただける事になりました。だから、歌詞カードは毎回入れようということになり、あとは応援の手助けになるような内容を盛り込んでいこうと。ゲーフラの作り方講座とか、アウェースタジアムへの行き方とか。サポーターグループの紹介をしたり、ゴール裏の意見だけでは偏ってしまうので2階席で見ている人にもその視点から書いてもらったり。
横浜のスタンドには、家族連れとか、ゴール裏じゃなくて落ち着いて試合を見たいという層が多いんです。そういう人たちに向けて「もっと応援に参加しようよ」と、彼らをゴール裏に呼ぶのが一番最初の目的でした。
ところが、ACLの山東戦で現地にいった人が、相手のホームでかなり屈辱的な経験をして帰って来まして。あの試合は、スタジアムに入るときに横浜サポーターの応援道具が没収されたり、試合になれば、フィールドの選手がボールを手でかき出したり、ゴールを割ったはずなのにそのままプレーが流されたり、選手が倒れても担架が出て来ない、ボールボーイがボールを渡さない、もう滅茶苦茶な試合でした。
試合後に中澤が 「ボールボーイから全てのサポーターに至るまで、自分たちのチームを勝たせるんだという意気込みで来ていた」とコメントをしたんです。チームを勝たせるためのスタジアムの空気「ホーム感」をどうやって作っていくか。それが戻ってきたサポーターの共通認識でした。
横浜のあのバカでかい十字架を背負わされたスタジアムで、どうやって「ホーム感」を出していったら良いんだろう。そのころから少しずつ方向性が変わってきて、徐々にゴール裏寄りの内容になっていったんですよね。
休刊のきっかけは3月の浦和戦の事件です。浦和のサポーターに自分たちの横断幕を落とされたこと、それを容認してしまったクラブ。あれは「ホーム感」を作ることを目標としてきた横浜のサポーターにとって、到底受け入れられない出来事でした。ハマトラを読んでいた人に、「ホームとは何か」をもう一度考えて欲しくて、ハマトラは一旦区切りをつけようという話になったんです。
ハマトラを出さなくなってからも、一緒に配っていた人たちが自主的に歌詞カード作って配り始めたりということはしているのでハマトラの役割はそういう人たちに引き継がれているのかなと思います。そこは、もう僕が関わってなくても動いていくので、僕自身は、もう一回仕切り直して何か違った形でゴール裏を良くしていくことを考えています。
最終的には、できるだけいい雰囲気のスタジアムにしていきたいな、と。僕は子供と一緒にスタジアムに行ってるんですけれど、僕が指定席で落ち着いて見るようになって、子供がゴール裏に行くようになったときに、いいゴール裏を残してあげたいんです。今、いろいろ動いているのは、その「次の世代に繋げたい」という気持ちが一番のモチベーションになっていますね。
文●西部謙司
フランス代表を率いるドメネク監督は、いまごろ何を思っているのだろう。
2年前、フランスが失意の中でユーロ04が終えたとき、新監督の第一候補はローラン・ブランだった。98年優勝メンバーのブランには監督の経験がないので、レアル・ソシエダやナントの監督を歴任したベテランのドゥネックスが補佐役になるのでは、というかなり具体的な話まで出ていたものだ。
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西部謙司
1962年、東京都出身。少年期を台東区入谷というサッカー不毛の地で過ごすが、小学校6年時にテレビでベッケンバウアーを見て感化される。以来、サッカー一筋26年。早稲田大学を卒業し、商社に就職するも3年で退社。サッカー専門誌の編集記者となる。95~98年までフランスに在住し、欧州サッカーを堪能。著書に『スローフット』、『Game of People アジアカップ&ユーロ2004超観戦記』(いずれも双葉社)、『サッカーがウマくなる!かもしれない本』『監督力 サッカー名将の条件』、『技術力』など(いずれも出版芸術社)
文●岩本輝雄
◆サッカーのこだわり
スパイクはアディダスが好きだね。名古屋時代も、もちろんアディダスを履いていました。スパイクは軽いほうが良いんだよね。中学校のときはアシックスのインジェクター840っていうカンガルー皮を使ったスパイクを履いてた。高校からアディダスが好きになって、コパムンディアルを履いてたよ。スパイクを選ぶときの一番のポイントは履き心地。
でも、色とかデザインも結構気にしてたね。コパムンディアルは白黒で、後ろにアディダスの葉っぱのマークがついてるんだけど、ああいデザインが好き。まずは、見た目からスパイクを選ぶときもあるね。
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岩本輝雄
1972年、神奈川県生まれ。横浜商科大学付属高校からフジタ工業(現湘南)に加入。精度が高い左足のキックで、数々のチャンスを演出してきた。その後、京都、川崎F、V川崎(現東京V)、仙台、名古屋でプレー。見た目とは裏腹の激しい闘志でファンの心をつかむ。探究心が強く、キックの方法やコンディショニングに独自の理論を持つ
文●守本和宏
◆ロシアとスコアレスドロー
5月27日、スペイン代表は強化試合でロシアと対戦。90分間試合を支配し、何度もゴールチャンスを掴みながら、0-0のスコアレスドローで試合を終えた。翌日の新聞には、「失望のドロー」「いつものように(勝てない代表)」との見出しが掲載され、ルイス・アラゴネス監督就任以来、初めてホームで無得点に終わった代表チームを非難している。
アラゴネス監督は、この試合で4-3-3のシステムを採用。先発したフェルナンド・トーレスとビジャは素晴らしいコンビネーションを見せたが、右のウィングに入ったルイス・ガルシアが不発。中盤にアルベルダとセナというディフェンシブな選手を入れたために、攻撃を組み立てる選手が不足した。期待のセスクも全く持ち味を出せずに終わっている。
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守本和宏
エスパニョール選手寮日記05-06 Residencia de ESPANYOL diario
1位 君が代
2位 The UEFA Champions League Hymn
3位 ブラジル国歌
4位 コートジボワール国歌
5位 凱旋行進曲
6位 イタリア国歌
7位 God Save the Queen(イングランド)
8位 アメリカ国歌
9位 The Great Escape March
10位 You'll never walk alone
2位の「The UEFA Champions League Hymn」は、チャンピオンズリーグ決勝戦があったのが理由でしょう。4位の「コートジボワール国歌」は、「この国歌はどこの国でしょう?」クイズの対象国だったのが理由。
W杯出場32カ国の国歌着メロも無事、完全コンプリートを達成。6月は、日本代表のサポーターズソングを公開します。ラインナップは「日本のゴールが見たい」「バモ!ニッポン」「アレアレア日本」「ジンギスカン」「SAMURAI-BLUE」の5曲。お楽しみに!
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速サカなら、サポーターズ着メロが1カ月10曲までダウンロードできる。1曲あたり約30円とお得!
現在『速サカ』では「代表ユニフォームが当たるクイズ」を実施しています。
問題
ドイツW杯において、日本代表23名の中で、誰が1番最初にゴールを決めるでしょうか。その選手の背番号と対戦相手、時間帯(前半or後半)を当てて下さい。
6/1 19:00時点の投票状況は以下の通り。
ゴールを決めるのは?
中村俊輔:64人
高原直泰:46人
柳沢敦:44人
対戦相手は?
オーストラリア 225人
クロアチア 12人
ブラジル 2人
時間帯は?
前半 134人
後半 105人
高原がFKの名手、中村に次いで2位になっています。しかし、5/30 11:30時点での投票状況はというと……
ゴールを決めるのは?
柳沢敦:24人
中村俊輔:20人
対戦相手は?
オーストラリア:94人
クロアチア:7人
ブラジル:1人
時間帯は?
前半:64人
後半:38人
この時点での高原直泰への投票者はわずかに9人。ドイツ戦後、高原への期待が強まっているのが分かります。FWを頼りにできるのは、いいモノですね。
皆さんも是非、投票してみてください。
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文●Gaetano De Stefano
「ブレッシャよ、さらば」
ズデネク・ゼーマンは彼らしく、ブレッシャ(セリエB)の監督を辞任した。自己批判もしたが、毒舌にも衰えはなかった。辞任会見で、ユベントスに関する質問も含めて、ジャンルを問わず持論を展開した。
「もう一度と言われても、ブレッシャからのオファーは受けないだろう」
この発言は、彼の指導スタイルにふさわしいモノだった。リーグ終盤、マランの後任としてブレッシャ監督に就任したゼーマンは、11試合で勝ち点8を得るにとどまり、プレーオフ進出の目標を果たせなかった。
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文●gazzetta.it
ウクライナ代表FWシェフチェンコをチェルシーへ放出したミランは、ロマン・アブラモビッチ氏からの移籍金で、後釜探しを始めている。移籍金の額は、4,500万ユーロ(約65億円)以上。近い未来に、衝撃的な移籍発表があるだろう。
ミランのカルロ・アンチェロッティ監督、アドリアーノ・ガッリアーニ会長、アリエド・ブライダGMらが注目している選手は誰なのか?
フランス代表FWアンリやカメルーン代表FWエトーらの獲得に名乗りを上げたが、アンリはアーセナルに、エトーはバルセロナに残留すると表明している。ミランは方向転換し、まずは、一流のMF獲得を目指すようだ。
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文●秋本薫
5月31日に行われたドイツ vs 日本のテストマッチを観戦してきた。結果は2-2の引き分け。日本は高原の2得点で先制するも、終盤ドイツに与えたFK2本で同点にされ、そのまま試合終了となった。試合の経過などは既に詳しく報道されていると思うので、両チームの収穫と課題について触れる。
◆絶望的なドイツの守備
ドイツ代表の収穫は、フリードリッヒに代わって初めて右サイドバックに入ったシュナイダー。彼の活躍は及第点を与えられるだろう。彼はMFだが、サイドでのプレーを得意とする選手なので、驚くべき登用ではない。ただし、シュナイダーが務めるべき中盤に入ったボロウスキがほとんど消えていたことを考えると、この布陣はあくまでも非常手段と考えるべきだろう。
また、試合を通して攻撃陣が常にオフェンシブな姿勢を持ち続けたことは評価できる。クローゼとポドルスキの2トップにバラックとシュバインシュタイガーが絡む攻撃にはキレがあり、見応えがあった。
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秋本薫
マイスターシャーレを追いかけて
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